推し
笑顔あふれる〝聖地〟
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 周辺もドラえもんで楽しさいっぱい
- 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

ミュージアム周辺にも楽しいスポットがたくさんある。
直行バスが発着する登戸駅は、JRと小田急線の乗換駅。小田急電鉄は19年2月、「ドラえもんたちのいる すこしふしぎな駅」をコンセプトに、駅構内にドラえもんの装飾を施した。3日からは、直行バス乗り場へ続く階段をキャラクターたちが新たに彩り、バスも新デザインの2台が登場した。

徒歩での最寄り駅はJR宿河原駅。同駅前にあるコンビニ「ローソン 宿河原駅前店」は日本で唯一、藤子F作品のキャラクターが店内にあしらわれ、地域に愛されている。

小田急線向ケ丘遊園駅も、徒歩では同程度の近さ。両駅とも、道中にキャラクターのモニュメントなどが点在している。ミュージアムでは配置を記したマップを配布していて、探しながら歩くのも楽しい。向ケ丘遊園駅からの道のりは、春と秋に2週間だけ開苑する「生田緑地ばら苑」への道のりでもあり、季節により「ばら苑アクセスロード」に咲くバラも楽しめる。
生田緑地ばら苑 2021年秋の開苑は10月21日~11月7日



神奈川と思われるスポットも


「ドラえもん」には、県内や都内と思われるスポットがいくつか出てくる。「ドラえもん」の制作秘話を描いた「ドラえもん誕生」(てんとう虫コミックス「ドラえもん」0巻収録)の「川崎市多摩区」のほか、箱根山のような「箱毛山」、多摩川のような「多奈川」、「小田急デパート」のような「小羽急デパート」など…。
「大長編ドラえもん のび太と竜の騎士」に出てくる多奈川の一コマに似た、貴重なスケッチがある。80年代後半のもので、登戸駅近くの「登戸の渡し」周辺から多摩川橋梁(きょうりょう)を描いたものと思われる。
多摩川橋梁は、小田急線登戸駅-和泉多摩川駅間に架かる鉄道橋。複々線化のため09年に掛け替えられ、現在は姿が異なる。また、かつて市内の多摩川流域には渡し船があったが73年までに廃止、貸しボートや釣り用の船に変化した。スケッチ周辺の登戸側に「のんきや」、都側に「たまりや」が営業していたが、現在はどちらも姿を消している。
2021年10月18日公開 | 2021年9月18日神奈川新聞掲載
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
住所 | 川崎市多摩区長尾2の8の1 |
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アクセス | JR宿河原駅、小田急線向ケ丘遊園駅徒歩15分、登戸駅から直行バスあり
|
電話 | (0570)055245(午前9時半~午後4時、年末年始休み) |
営業時間 | 午前10時~午後6時(完全予約制、事前にローソンで要チケット購入) |
定休日 | 火曜 |
公式HP | http://fujiko-museum.com/ |
備考欄 | 千円、中・高校生700円、4歳~小学生500円、3歳以下無料 |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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