気になる 土屋鞄、レンタルランドセルのサービス導入 2023年度向けのカタログ予約も開始
- 2021年10月7日 神奈川新聞掲載

東京都足立区に本社を置く「土屋鞄(かばん)製造所」が今年3月、レンタルランドセルのサービスを導入し、評判を呼んだ。ランドセルを選ぶための活動〝ラン活〟が年々加速する一方で、自宅近隣に直営店舗のない人や、コロナ禍で外出を控えたい人たちのニーズに応えた格好だ。
レンタル期間は自宅に届いた日を含む3日間。1本3千円(往復送料込み)で、2本以上を希望する場合は複数回に分けて注文できる。在庫状況は、同社ホームページで毎週水曜午前10時に更新。

背負い心地や使い勝手を自宅でじっくり試せる同サービス。「実際に物を入れて通学路を歩いてみたり、洋服とのコーディネートやランドセルの収納場所を考えたりと、事前にさまざまな確認ができますよ」と話すのは、同社ランドセル広報担当の高橋夏生さん(36)。「安心・安全な環境で、祖父母にお披露目できたとうれしい声もありました」とほほ笑む。
同社は1965年にランドセル作りから始まった、革製品を扱う老舗かばんメーカー。職人が一つ一つ手作りする工房系ランドセルは高い品質と6年間飽きのこないシンプルなデザイン性を兼ね備え、見ほれるほどに美しい。カラーバリエーションは約50色をそろえ、昨今は色そのものを楽しむ、性別を問わないジェンダーレスなカラーがトレンドだ。人気シリーズは即完売。県内で唯一、ランドセルを展示・販売する直営店「童具店・横浜」でも、当初発売した計8シリーズ61種類の在庫は僅少。しかし高橋さんは「来年度に向けたラン活が一段落した今こそ、焦らずランドセル選びを楽しんでほしい」と今後のラン活を後押しする。レンタルランドセルも販売状況に応じて実施を続ける予定だ。
●土屋鞄のランドセル[ホームページ]
https://tsuchiya-randoseru.jp/
※2023年度向けのカタログ予約開始
☆横浜市西区みなとみらい5の3の3、1階B。みなとみらい線新高島駅徒歩7分。午前10時~午後5時。火・水曜休み。☎045(640)1012。※現在、店舗は来店予約制
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