うまい 激辛ラーメン自動販売機 自慢の味を冷凍で「地獄の担担麺天竜本店」(平塚市)
- 地獄の担担麺天竜本店(平塚市)
- 2021年11月18日 神奈川新聞掲載

コロナ禍を機に、飲食店がテークアウトや通信販売などさまざまな手法で店の味を届けようと奮闘する昨今。人気の激辛ラーメン店「地獄の担担麺天竜本店」は、冷凍ラーメンの自動販売機を開設した。

コロナ禍以前から、自動販売機での販売の構想があったが、「店と同じクオリティーだと自信を持って提供できるものがやっとできた」と話すのは、同店などを展開するケーシー・ジャパン社長の中山健治さん。調理したラーメンを特殊な機械で瞬間冷却し、店の味をギュッと閉じ込めた。麺をゆで、湯煎したスープと合わせる簡単調理でいつでも気軽に店の味を堪能できる。常連客はもちろん、激辛ラーメンに興味はあるけれど店で食べきれるか不安があったり、子どもがいたりと入店をちゅうちょしてきた人たちにも好評だという。「最近は、自動販売機で買って、おいしかったから来店したという人も多い」と中山さんは話す。

横須賀市内で中華料理店を営んでいた祖父から受け継いだ担担麺。ゴマをふんだんに使ったコクと甘みの際立つ濃厚なスープを激辛にアレンジし、「地獄の担担麺」と銘打ったことで人気に火がつき行列店となった。自動販売機では激辛担担麺の「入門編」(900円)、「中級編」(950円)、「プロフェッショナル編」(千円)のほか、自動販売機の中では一番辛さがマイルドな「黒マー油担担麺」(900円)や、自動販売機発のオリジナル「地獄のまぜ麺」(2食入り1300円)、「焼餃子(ぎょうざ)」(25個入り千円)の6種を展開する。「せっかくなので、少し辛いものに挑戦してほしいですね。家庭だからできるオリジナルのトッピングなどアレンジも楽しんで」と中山さんは笑顔を見せた。


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