とれたて
レモン
横須賀・ファーマシーガーデン浦賀の皮まで食べられるレモン 口コミで評判、レモン狩りは予約殺到
- ファーマシーガーデン浦賀(横須賀市)

浦賀湾を背に細道を抜けると、ぱっと視界が開ける。青い海と空、緑色のレモンの木。鮮やかな色のコントラストはまるで別世界にいるようだ。

11月中旬からファーマシーガーデン浦賀(横須賀市)でレモン狩りが始まった。国史跡「千代ケ崎砲台跡」に隣接した東京ドーム約2個分という広大な敷地で、農薬や化学肥料に頼らずにレモンを育てている。「皮まで安心して食べられる」と口コミで評判が広がり、予約開始直後から申し込みが殺到。料理の香り付けやスイーツ作り、お酒に入れたりと用途も幅広く、近年人気がうなぎ上りだ。

同農園を管理する武藤明さん(59)は「リピーターの方が半分以上。防腐剤やワックスなどの薬剤も使用していないので虫による傷もありますが、皆さん使い道に応じて好みのレモンを収穫しています」と笑顔をのぞかせる。
11月中旬頃の緑色のレモンはキレがあり香り高く、12月初旬には太陽を浴びた部分から黄色く色づき始め、水分量が増していく。もぎたては鼻を近づけるだけで爽やかな芳香がふわり。切ると酸味あふれるフレッシュでみずみずしい香りが広がる。
魅力を広く発信しようと、市内ケーキ店や飲食店と連携してスイーツやドリンクも生み出した。県立大学駅近くの「Lisa’s Cake Market」では皮に傷が付いているレモンを積極的に使い、新作のエクレア「エクレールシトロン」を販売(現在は販売終了)。浦賀の「ワインセラーみやまさ」ではレモンのパウンドケーキやクッキーなどを週末限定で販売している。「最近はキンカンやグレープフルーツの栽培も始めたんです」と、武藤さん。「将来は“かんきつ狩り”にしたい」と目を輝かせる。(

お薦め品
◇レモン 2個 313円
4~6個の大袋 734円~
レモン狩り(事前予約制)
12月下旬までの水曜、土曜。制限時間は1時間。1組5キロ5千円。1組4人まで。予約は「じゃらんネット」[HP]から。
ファーマシーガーデン浦賀
住所 | 横須賀市西浦賀6の10 |
---|---|
アクセス | 京急線浦賀駅からバスで燈明堂入口下車20分
|
電話 | 080(3512)9791=午前9時~午後5時 |
公式HP | https://mutsumi-group.com/farmaseagardenuraga/ |
備考欄 | 駐車場あり |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
ここで買える
ワインセラーみやまさ
住所 | 横須賀市東浦賀1の15の15 |
---|---|
アクセス | 京急線浦賀駅徒歩10分
|
電話 | 046(841)0013 |
営業時間 | 午前9時半~午後8時(日曜のみ同7時) |
定休日 | 月曜 |
公式HP | https://www.sukaichi.com/shop.php?tel=0468410013 |
備考欄 | レモンのほか、レモンを使ったクッキーやケーキなども販売 |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。
2021年12月2日公開 | 2021年12月2日公開神奈川新聞掲載
オススメ記事⇩
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!