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　テークアウトにおこもりステイ、マイクロツーリズム－。コロナ禍で食や旅の価値観の変化があった人も多いのでは。外食や旅行も解禁されたが、場所や人数にはまだ迷いがある。

　鎌倉市の不動産会社「エンジョイワークス」が、宿泊施設にシェフを招いて料理を振る舞う出張料理サービス「ＥＡＴＬＯ」を１０月から開始した。テーマは「食で地域を体験する＝ＥＡＴ　ＬＯＣＡＬ」。湘南地域で活躍する７人のシェフと、葉山の一棟貸し宿泊施設「平野邸Ｈａｙａｍａ」や「Ｔｈｅ　Ｂａｔｈ＆Ｂｅｄ　Ｈａｙａｍａ」、横須賀市のレンタルスペース「秋谷テラス」の３施設から選び、貸し切りディナーと滞在が楽しめるサービスだ。

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　「湘南にはこだわりを持ったシェフや美食家の人が多く、その魅力を伝えられたらと始めたが、今の生活スタイルにもぴったりでした」と話すのは担当の牧寛之さん。料理は、薬膳師による薬膳料理や多国籍料理、西海岸風ＢＢＱ、フランス料理などバラエティーも豊か。開放感あふれる非日常的な空間を貸し切って、家族や仲間でくつろぎながらシェフのフルコースが頂ける。

　食事の楽しみ以外にも、シェフと会話を楽しみたい、お薦めの食材を教えてもらいたいなどニーズはさまざま。シェフ独自のアレンジや、レストランでは見られない下ごしらえから盛り付けまでの技を間近で見ることができると好評だ。利用は２人から、平野邸では最大１４人まで可能。牧さんは「直接声を聞くことでシェフの喜びにもつながっている。今後は宿泊者以外の利用も広げていきたい」と期待を寄せる。

☆１人２千円～、最低利用料金５千円～（シェフや施設により異なる）。別途宿泊料が必要（１棟貸しで３万１５００円～）。申し込み・詳細は「ＥＡＴＬＯ」［ＨＰ］へ。問い合わせは、エンジョイワークス、電話０８０（２１１７）３２１７。

2021年12月18日公開 ｜ 2021年12月16日神奈川新聞掲載

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