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気になる 劇団「ヨーロッパ企画」が新作公演 26日関内ホール「九十九龍城」

「劇場に来ないと体験できない面白い仕掛けを用意している」と話す上田(左)と石田
「劇場に来ないと体験できない面白い仕掛けを用意している」と話す上田(左)と石田

 京都を拠点に活動する劇団「ヨーロッパ企画」が26日、新作公演「九十九龍城(きゅうじゅうくーろんじょう)」を関内ホール(横浜市中区)で行う。混沌(こんとん)とした街で暮らす人々の営みを通して、世界の裏側の秘密に迫る物語が展開する。

 脚本・演出を務める上田誠(42)は「行ったことはないが、香港のスラム街の九龍城や、アジアの人口過剰な風景をイメージした舞台。昔の香港映画の熱を伝えたい」という。

 雑多なビルが立ち並ぶ中で、さまざまな職業や容姿を持つ人物が登場する。12人の役者は、それぞれが2~3役、最多で5役を掛け持ちする。多くの役が劇中の時間の経過に合わせて繰り返し登場するため、舞台に出るたびに衣装替えを行う。

 フリーターや模造品のブローカーなど3役を演じ分ける石田剛太(42)は「アクション俳優を目指しているフリーターなど、役の詳細は自分で設定している。なんでこいつはここに住んでいるのかと考えながら、へんてこな住人たちを演じる楽しさがある」と語る。


 物語の発端は、ある爆破事件。犯人グループが九十九龍城に潜んでいるとの情報を元に、2人の刑事がある特殊なソフトウエアを使って街を監視する。

 「パソコンの画面を見るような始まり方。動画に入るコメントのように刑事たちの感想が入る」と上田。刑事たちの目を通して、善悪を超えて、けなげに生きる人々の営みが描かれる。

 刑事の1人が踊り子と出会ってシンパシーを感じたことで、世界の裏側の秘密に向けて舞台が進みだすという。

 コロナ禍で2年ぶりの公演とあって、うれしさが隠せない2人。上田は「リモート配信をしてきて、感染対策をどのように気を付ければいいのかが分かってきた。気を付ければ気を付けるほど、舞台で攻めた表現ができる」と自信を持つ。

 「ある理念の下に集う劇団には、その集団の持つ血の濃さというか、ガラパゴス的な営みがある。そういう意味で、劇団の公演には怖い物見たさといった側面がある。舞台の魔窟をのぞきに行く肝試しの感覚が、そこに重なればいいな」

 午後1時と同6時開演の2回公演。全席指定で前売り5500円、学生シート3千円。問い合わせはtvkチケットカウンター、電話(0570)003117(平日午前10時~午後3時)。

2022年2月3日公開 | 2022年2月2日神奈川新聞掲載

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