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　創業４８年になる老舗洋菓子店「鴫立亭（大磯町）」。品の良い貴婦人のような洋菓子が並ぶ。オーナーの山岸毅さん（７５）は、１８歳で洋菓子の世界に入り、１９歳の時には洋菓子コンテストで最年少優勝。以来、毎年さまざまなコンテストで最年少で賞をとり続けた経歴を持つ。「とにかくおいしいお菓子を作る。その一心。伝統にとらわれずおいしくなる方を選び技術を磨いてきた」と話す。

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　冬季限定のトリュフチョコレート（３個９００円）は、独自の技術で極限まで生クリームを入れたガナッシュを、テンパリングしたチョコレートで１ミリあるかないかの薄さでコーティング。「この薄さの衣は他にはまねできない技術」と話す。まろやかなミルクチョコとぱりっとした衣が同じタイミングで消えてなくなり、うっとりするような口溶けだ。

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　定番の生チョコレートのほか、きめ細かく、しっとりとした軽めのチョコ生地に濃厚なチョコクリームをあしらったケーキ「メゾン・ド・ショコラ」も創業以来の人気の品。どれも一口一口を大切に味わいたい逸品だ。

2022年2月12日公園　｜　2022年2月5日神奈川新聞掲載

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