気になる 横浜にぎわい座が4、5月に「20周年記念公演」 立川談春ら豪華出演者登場
大衆芸能の専門館として親しまれる横浜にぎわい座(横浜市中区)が4月、開館20周年を迎える。4、5月には豪華な出演者が登場する「20周年記念公演」を企画。節目の年を華やかに彩る。

「野毛のランドマークでありたいと決意して20年間活動してきた。ゆかりのある出演者と一緒に、これまで横浜にぎわい座を愛してくれた街への感謝を込めた企画を届けたい」と布目英一館長は力を込める。
4月7日に予定されているのは立川談春の独演会。9日には「『野毛名物』の落語会 陽春篇(へん)」を開催する。ジャズや大道芸、動物園など野毛を連想させる言葉にちなんだ演目が並ぶ、地元愛にあふれたプログラムだ。
立川志の輔の落語会は11~13日まで開催。志の輔は同館のこけら落とし公演にも出演するなど、ゆかりの深い落語家の一人だ。
5月2日は小田原市出身の柳家三三の独演会。12・13日に開催される柳家喬太郎の独演会では新作落語の名作「純情日記 横浜篇」と横浜開港150年記念独演会に合わせて創作された「純情日記 港崎(みよざき)篇」が披露される。14日には「『野毛名物』の落語会 立夏篇」を予定しているほか、同館に長年出演している人気落語家による独演会や、コントや歌を交えた演芸会なども企画されている。
同館が誕生したのは2002年4月13日。こけら落とし興行には立川談志や春風亭小朝、桂三枝(現・文枝)ら東西の名人が出演し話題を呼んだ。
初代館長を務めたのは、同館に関する検討委員会委員長も務めたタレントの玉置宏。2代目館長となった桂歌丸は自ら三遊亭円朝作品の独演会を開催したほか、さまざまなプログラムを通じて若手落語家の育成を支援した。3代目の布目館長は過去の公演のデータベースを整備したほか、若年層を引きつけるプログラムを制作するなど観客の拡大に知恵を絞っている。「大衆芸能にこだわり、落語を中心に幅広い演目をそろえてきた。ライブならではの空気感をこれからも楽しんでもらいたいと思っています」
問い合わせは、横浜にぎわい座、電話045(231)2515。
主な公演日程
公演日・開演時間・公演名・出演者・チケット料金・発売日
4月7日 午後6時半 立川談春独演会 立川談春 3700円 3月5日から抽選申し込み開始
4月9日 午後3時 「野毛名物」の落語会 陽春篇 柳家小せん、柳家花緑、江戸家小猫、柳家さん喬 3200円 3月1日発売
4月11~13日 午後6時半 志の輔noにぎわい 立川志の輔 3700円 3月5日から抽選申し込み開始
5月2日 午後7時 柳家三三独演会~柔と剛 柳家三三ほか3200円 4月1日発売
5月12・13日 午後7時 柳家喬太郎独演会 純情日記 港崎篇 柳家喬太郎、一龍斎貞寿、柳家やなぎ、柳亭左ん坊 3200円 4月8日から抽選申し込み開始
5月14日 午後3時 「野毛名物」の落語会 立夏篇 三遊亭兼好、立川生志、柳貴家雪之介、古今亭寿輔 3200円 4月1日発売
2022年2月17日公開 | 2022年2月16日神奈川新聞掲載
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