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気になる 横浜市民ギャラリーあざみ野 「横浜市所蔵カメラ・写真のコレクション展 視る装置 19~20世紀のカメラの変遷」

写真左手前は、20世紀を代表するグラフ雑誌「ライフ」創刊号。奥はその表紙を撮影した写真家、マーガレット・バーク=ホワイトが使用した乾板カメラ=横浜市民ギャラリーあざみ野
写真左手前は、20世紀を代表するグラフ雑誌「ライフ」創刊号。奥はその表紙を撮影した写真家、マーガレット・バーク=ホワイトが使用した乾板カメラ=横浜市民ギャラリーあざみ野

 カメラの歴史をテーマにした「横浜市所蔵カメラ・写真のコレクション展 視(み)る装置 19~20世紀のカメラの変遷」が、横浜市民ギャラリーあざみ野(同市青葉区)で開かれている。「カメラの誕生」や「視えないものを視る」など6テーマに分け、各時代の特徴的なカメラや写真、関連資料など貴重なコレクション約200点を展示。カメラの進化の過程や写真表現に与えた影響などを紹介している。

 1839年に世界初の市販カメラ「ジルー・ダゲレオタイプカメラ」がフランスで発売。初期のカメラは木箱にレンズが付いたシンプルな装置で、数十秒の長時間露光が必要だった。静止できるものしか写せず、被写体となった人はカメラの前でポーズを固定し、肖像写真を撮るようになる。その写真を集めたり交換する習慣が生まれ、写真は一般にも普及していった。

 写真の感光材料がダゲレオタイプから湿板(しっぱん)、乾板(かんぱん)、フィルムへと進化していくのに並行して、光学技術の発展や技術者のアイデアでカメラは進化していく。



1899年頃には、自転車のハンドル上部にカメラを載せた車載カメラのはしりが登場する=横浜市民ギャラリーあざみ野
1899年頃には、自転車のハンドル上部にカメラを載せた車載カメラのはしりが登場する=横浜市民ギャラリーあざみ野

 展示室中央には、フィルムカメラの名品と呼ばれた「ライカ」などが並ぶ。ドイツのエルンスト・ライツ社が1925年に映画用35ミリフィルムを採用した「ライカⅠ(A)」を発売。小型で精密なカメラはその機動性から報道写真など事件現場や歴史的瞬間を写し出していった。

 1936年、アメリカで創刊したグラフ雑誌「ライフ」の創刊号と、その表紙を飾ったフォートペック・ダムの写真を撮影した女性写真家、マーガレット・バーク=ホワイト(1904~71年)の愛用品も見どころの一つ。英国製の木製大型一眼レフカメラで、チーク材を使うなど随所に彼女のこだわりがうかがえる。

 カメラの機能の向上は、写真家がさまざまな環境で撮影を行うことを可能にするだけでなく、科学、軍事、医療など各分野も発展させた。カメラと写真の歴史をたどると、そこには人々の生活と密接に関係していたことが見て取れる。

 27日まで。入場無料。問い合わせは同ギャラリー、電話045(910)5656。

2022年2月20日公開 2022年2月17日神奈川新聞掲載

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