---

　創業１８５７年。「とんぼラベル」でおなじみの老舗蔵元は「田んぼからテーブルまで」をモットーに、海老名・座間・相模原にまたがる４６万平方㍍もの広大な土地で育てた米で酒造する全国でも数少ない「栽培醸造蔵」だ。

　「清酒　いづみ橋」をはじめ、取り扱う日本酒は全て純米酒。ミネラル豊富な丹沢山系伏流水で育った酒米で醸造する日本酒は、すっきりとしたうまみでスムーズな口当たり。料理を引き立てる味わいの酒がそろう。

　同蔵元は酒の元となる酵母を自然界にある菌を利用し育てる生酛（きもと）造りを実践。手間と時間がかかり、かつ難しい製法を継承し続けることについて「生きているものを相手にする楽しさを感じられる」と６代目・橋場友一さん（５３）。

　「地域の皆さまと連携をとりながら、常にレベルアップしていけたら」と語る。

---

---

2022年4月12日公開　｜　2022年4月2日神奈川新聞掲載

---

オススメ記事⇩

---