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神奈川のお酒で春をめでる
熊澤酒造(茅ケ崎市)の天青 夏の水田思わせる爽やかな後味
- 熊澤酒造(茅ケ崎市)

1872年創業、湘南地域に残る唯一の蔵元。酒やビールなどの醸造所、古民家や蔵を改修したカフェやレストラン、ギャラリーなどが自然と調和してぐるりと並び、庭では客が憩いの時間を過ごす。
手掛けるのは、6代目の熊澤茂吉さん(53)。茂吉の名は代々受け継いでいる。社長就任時に、地元の自慢であり毎晩の晩酌に上る食中酒を造ろうと、完成前から中国の故事を引用し「天青(てんせい)」と思いを込め名付けた酒は2001年に販売を開始。米の味わいがしっかりと感じられ爽やかな後味は、夏の真っ青な水田を思わせる。
「香川一帯は河童(かっぱ)伝説が残るほど、太古から水田地帯だった。米があるから酒造があった。失われたその原風景を復活し後世に残すのが酒造の役目」と、2年前に「酒米プロジェクト」を始動し、市内北部で10反の休耕田を復活させた。「10年の間に地元の米のみですべての酒を造る」と展望を語った。


2022年4月13日公開 | 2022年4月2日神奈川新聞掲載
熊澤酒造
住所 | 茅ケ崎市香川7の10の7 |
---|---|
アクセス | JR香川駅徒歩10分
|
電話 | 0467(52)6118 |
営業時間 | 午前8時〜午後5時 |
定休日 | 土日・祝日(年末年始はお問い合わせを) |
公式HP | https://www.kumazawa.jp/sake-beer/kumazawa/ |
備考欄 | 営業時間や予約・問い合わせ先は敷地内の施設により異なる。詳細は[HP]で。敷地内の蔵元直売所「地下室」で同社が作る酒が購入・試飲(日本酒のみ。1杯100円)可能なほか、敷地内のレストランやカフェで味わえる。「天青」は同社通販・特約店で購入可能。※特約店:横浜君嶋屋(横浜)、望月酒店(厚木)、山田屋本店(鎌倉)、つちや商店(茅ケ崎)ほか。 |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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