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推し 鎌倉文士が親しんだ味
御菓子司 こまき(鎌倉市)の和菓子 川端康成がこよなく愛した菓子

  • 御菓子司こまき(鎌倉市)

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 円覚寺の境内に隣接する、茶会の主菓子を主に作る1948(昭和23)年創業の老舗和菓子店。店には季節の風景を表現したその日の練り切り1品のみが置かれ、雅な名前が添えられる。

 川端康成はこの菓子をこよなく愛し、東京に行く際の手土産とした。「鎌倉駅から何分の電車に乗ると電話で告げられると、父が北鎌倉駅のホームに菓子を渡しに行った」と3代目の駒木洋一さん。川端夫妻と親しい高見順の妻もよく訪れ、時に同席したという。


川端の命日前後には、直筆の掛け軸を店に飾る。高見の妻が提案した
川端の命日前後には、直筆の掛け軸を店に飾る。高見の妻が提案した

 練り切りは抹茶とセット(1001円)で味わうことができ、注文を受けてから作る。滑らかで絶妙に小豆の食感を残し、その深い味わいと香りは、絹のようにたてた抹茶と引き立て合う。川端はこの店の「小倉白玉」に入る白玉を、「赤ちゃんの唇のようだ」と妻と話したという。

 窓からは一枚絵のような白鷺池(びゃくろち)が見える。文豪が食した当時と変わらない味と店内。5月には新緑やカキツバタ、6月にはアジサイなど、日々変わる風景が菓子に生まれ変わる。「鎌倉の季節の景色を皿の上でも楽しんでいただけたら」



2022年5月5日公開 | 2022年4月30日神奈川新聞掲載


御菓子司 こまき

住所 鎌倉市山ノ内501
アクセス JR北鎌倉駅西口すぐ
電話 0467(22)3316
営業時間 午前10時~午後4時半
定休日 火曜
備考欄 店内では汁粉や小倉白玉なども味わえる

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。

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