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文化部探検隊 文化部員の体験記
「#神奈川に住んでるエルフ」第2巻 県民禁断テーマ「“湘南”とはどこか」収録
- 2022年5月15日 神奈川新聞掲載

県内各地で暮らすエルフ(妖精)たちの姿を通して「神奈川あるある」を描いたマンガ「#神奈川に住んでるエルフ」(マイクロマガジン社、897円)の第2巻が発行された。今作では鎌倉、茅ケ崎、藤沢、葉山のエルフが初登場。県民にとって禁断のテーマ「“湘南”とはどこか」という問題をめぐってエルフたちが真剣勝負するエピソードも収録されている。

「湘南エリアは明るくて楽しげなイメージ。茅ケ崎のビーチで取材をしていた時、海の家を建てるスタッフの人たちが笑顔で木材を準備していた様子が印象的でした」と話す作者の鎧田(よろいだ)さん。藤沢、茅ケ崎、平塚のエルフたちが一緒にサーフィンをする一幕も掲載されている。

江の島を擁する藤沢のエルフは正統派のイケメン。七夕祭りが印象的な平塚のエルフはやんちゃな高校生をイメージしたという。
「サザンオールスターズと湘南乃風が大好きなおじさん」、茅ケ崎のエルフは頼れる兄貴。しかしエルフたちのバーベキュー大会で勃発した「どこからどこまでが湘南か」論争は、茅ケ崎のエルフのプライドに火を付けてしまう─。

同社のサイト「コミックELMO」で、隔週火曜日の連載は現在も継続中。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に夢中だという鎧田さんが最近気になっている場所は大山阿夫利神社(伊勢原市)と多摩川スカイブリッジ(川崎市川崎区)だそうだ。今後はどんな「神奈川あるある」が描かれるのかを期待しつつ、第3巻を待ちたい。

有隣堂横浜駅西口コミック王国店ショーケースで、複製原画を展示中(31日まで)。
湘南とはどこからどこまでか
県では相模湾沿岸の13自治体(三浦・横須賀・逗子・鎌倉・藤沢・茅ケ崎・平塚・小田原市、葉山・大磯・二宮・真鶴・湯河原町)を「湘南」と定めるが、「湘南ナンバー」が取得できる地域はこの限りではなく、人によって湘南エリアの定義はさまざまだ。
湘南ブランドの物件が熱い注目を集める不動産業界でも各社で判断が異なる。
「相模湾に面したエリア」「西は茅ケ崎・相模川まで、東は逗子まで」など見解が分かれるが、リストインターナショナルリアルティ湘南支店(藤沢市)では「平塚~逗子あたり」を湘南エリアとして扱っているという。
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