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音楽フェス
横浜音祭り2022、プログラム250以上 9月17日~11月6日 街の魅力と音楽を楽しんで

横浜市内で3年に1度開かれる日本最大級の音楽フェスティバル「横浜音祭り2022」が、9月17日~11月6日に開催される。横浜の街そのものを舞台に、国内外で活躍するトップアーティストによる公演など250以上のプログラムがあり、クラシックやジャズ、ポップス、日本の伝統音楽とさまざまなジャンルの音楽を堪能できる。
オープニングを飾るのは「横浜音祭りライブ・ホップ!」。9月17、18日、横浜市内の10カ所以上のライブハウスを、共通チケットで巡ることができる。
17、19、21日は「横浜音祭りライブ・ホップ!特別公演」として2カ所のライブハウスでゲストを迎えてのライブを行う。21日に参加するバンド「Original Love」の田島貴男は小学生時代を同市金沢区で過ごしたという。「横浜は、どこかノスタルジックな故郷のような感じ。がつんと盛り上げたい」とビデオメッセージを寄せた。
県立音楽堂(同市西区)を「子どもの頃からの憧れの場所。そこで弾けるのはうれしい」と話すのは、バイオリニストの千住真理子。9月23日にNHK交響楽団のメンバーと共に、ビバルディの「四季」を奏でる。
今秋リニューアルオープンする横浜みなとみらいホール(同)では、10月29日に神奈川フィルハーモニー管弦楽団(神奈川フィル)がリニューアル記念公演に登場。今年4月に同楽団の音楽監督に就任した指揮者、沼尻竜典がタクトを振るい、R・シュトラウスの「アルプス交響曲」を演奏する。
同ホールでは10月30日に同楽団が「ヨコハマ・ポップス・オーケストラ」として、横浜JAZZ協会がジャズ作曲家の挾間美帆に委嘱した新曲を披露する。
国籍や人種、世代、性別、障害の有無を超え、あらゆる人々が音楽を体感できる場の取り組みも。障害のある少女の「ピアノを弾きたい」という願いをきっかけに開発された自動伴奏機能が付いた「だれでもピアノ」を、市役所のアトリウムに設置しての体験会や、神奈川フィルによる市内4カ所の児童相談所での出張コンサートを行う。
横浜市消防音楽隊による中学校吹奏楽部への訪問指導と成果を発表する演奏会や、アーティストが市内の小中学校、特別支援学校に出向いて行うワークショップもあり、次世代の育成にも力を入れる。
11月6日のクロージングコンサートには、世界的に注目が集まるピアニスト反田恭平が出演。自らがプロデュースするJapan National Orchestraを率いる。
横浜みなとみらいホールの館長で、横浜音祭り2022のディレクターを務める新井鷗子(おーこ)は「多彩な横浜の街の魅力と共に音楽を楽しんでいただきたい」と話した。
2022年5月19日公開 | 2022年5月18日神奈川新聞掲載
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