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　丹沢大山国定公園内にある老舗温泉宿の一角に、３月にオープンしたフィンランドサウナ。

　高温のサウナストーンに香りにこだわったアロマ水をかけ、蒸気を浴びるロウリュの温度は７５～９０度。熱源のまきストーブは地元の間伐材を使用し、揺らぐ炎とパチパチ鳴る音を楽しみながら、芯からじんわりと温まる。

　「大切にしているのは心からリラックスすること。デトックスなどの健康効果もありますが、何より頭をスイッチオフにしてもらえたら」と語るのは店長のジョゼフ・フェケテさん（３８）。

　サウナ小屋や周辺設備はジョゼフさんが〝理想のサウナ〟を仲間と手作りしたものだ。ほてった体を冷やす水風呂として使っているプールでは、春は桜、秋は紅葉の絶景といった豊かな自然が目の前に広がり、鳥のさえずりだけが聞こえる。

　「寒い時期はプールの水が凍った状態で入れます。ディープなサウナ体験ができますよ」とジョゼフさん。サウナは水着着用で利用可能。初めての人も、ぜひ気軽にトライしてほしい。

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利用料金・方法
２時間３５００円～。［ＨＰ］から利用時間の３時間前までに申し込みが必要（貸し切りは電話予約）。水着とタオルを持参し、館内ではガウンかポンチョを着用する（ポンチョレンタル５００円）。支払いは現金のみ。詳しくは［ＨＰ］へ。

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2022年5月29日公開　｜　2022年5月21日神奈川新聞掲載

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