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横浜18区コンサートに河村尚子が登場 ドイツ拠点に活躍するピアニスト

「ソロはもちろん、伴奏や室内楽、オーケストラとの共演とピアノにはできることがいろいろある」と話す河村尚子(©Marco Borggreve)
「ソロはもちろん、伴奏や室内楽、オーケストラとの共演とピアノにはできることがいろいろある」と話す河村尚子(©Marco Borggreve)

 横浜ゆかりのソリストと弦楽五重奏団による演奏を届ける「横浜18区コンサート」に、ドイツを拠点に活躍するピアニスト河村尚子(ひさこ)が登場する。コロナ禍を通して「一番大事なのは人と人とのつながり」だという河村に、8月29、30日に行われるコンサートの聴きどころを聞いた。

 29日は都筑公会堂(横浜市都筑区)、30日は県民ホール(同市中区)小ホールのステージに立つ。両日とも、シューマンの「ピアノ協奏曲イ短調」を、コンサートマスター長原幸太をはじめとする読売日本交響楽団のメンバーによる弦楽五重奏で演奏する。

 冒頭からドラマチックな展開で、ロマンチックな旋律が特徴的だ。今回のためにオーケストラのスコアを編曲したもので、「1楽章はテーマを演奏するソロ楽器がオーボエ、クラリネット、とオケでは次々に入れ替わっていく。今回はどの弦楽器がどう弾いていくのか、違いを味わっていただきたい。長原さんの聴かせどころにもなるのでは」と楽しみにしている。

 「18歳の頃に練習し、その後、いろいろなオケや指揮者と演奏してきた曲。弾いていると、幼かった自分など当時を思い出す。ロマンチックだが、聴いている人がドキドキするようなサスペンスも感じられる」という。

 5歳でピアノを習い始め、父の仕事の都合で引っ越したドイツでもレッスンを続けた。12歳で師事したポーランド人の教師には「最初のレッスンで『次に来る時までに、プロになりたいかどうか考えてきて』と言われて。そのことをすっかり忘れて2回目のレッスンに行き、『なります!』と勢いで答えた」と笑う。

 ドイツでの初リサイタルは14歳。国際的なコンクールで入賞を重ね、日本では2004年にデビュー。気鋭のピアニストとして、08年の横浜市招待国際ピアノ演奏会に出演した。

 コロナ禍でのコンサートが復活し、日独の移動もできるようになったが、「音楽を通じて、たくさんの人と知り合いになっている。オンラインでつながることは一つの手段だが、同じ空間を共有できる尊さは何ものにも代えられない」と実感している。

 ピアニストの喜びを「自分の手で音を奏でることで、200年、300年前に書かれた傑作と毎日触れ合うことができる。ダビンチのモナリザに間近で会えるような感覚」と語る。

 「矢代秋雄さんや藤倉大さんら日本人作曲家や、なかなか取り上げられてこなかった女性作曲家の作品を交えて演奏活動をしていきたい。この素晴らしい文化遺産を、次の世代へ伝えていきたい」と意気込む。

 29日午後3時開演、全席指定で3千円。30日は完売。問い合わせは横浜みなとみらいホール仮事務所チケットセンター、電話045(682)2000(祝日を除く月~木曜、午前11時~午後4時)。

2022年7月13日公開 | 2022年7月13日神奈川新聞掲載

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