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落語家の柳家やなぎ 31日、横浜にぎわい座の公演「浜のやなぎ」に出演

公演への意気込みを語る柳家やなぎ=横浜市中区(撮影・立石祐志)
公演への意気込みを語る柳家やなぎ=横浜市中区(撮影・立石祐志)

 落語家の柳家やなぎ(32)が31日、横浜にぎわい座(横浜市中区)の公演「浜のやなぎ」に出演する。同館が若手芸人の挑戦の場と位置づける「登竜門シリーズ」の一環。真打ち昇進を見据え「次も聞きに来たいと思ってもらえる芸を披露したい」と、気を引き締めて高座に上がる。

 落語との出合いは偶然だった。勉強に身が入らず鬱屈(うっくつ)していた高校時代、図書館でたまたま落語のCDに手を伸ばした。イヤホン越しに耳にしたのは三代目桂三木助の「芝浜」。これが衝撃的だったと熱を込めて振り返る。

 「情景がぱあっと頭の中に浮かんだんです。生意気な高校生で落語をばかにするつもりでしたが、世の中にこんなすごいものがあったのかと、気付けば背筋を伸ばし聞き入っていました」

 日本映画学校(現日本映画大学、川崎市麻生区)に進んだ後、2010年に柳家さん喬に入門した。噺家(はなしか)になると決めて寄席に足しげく通うと必ずさん喬が出演。その卓越した話芸から「この人の弟子になりたい」との思いを強くしたという。

 特に魅了されたのが古典落語「初天神」と「真田小僧」だった。「たとえ同じ演目でも、師匠の場合はその場の空気感と表情が毎回違うんです」。何度も弟子入りを志願しては断られる日々が続いたが、10回近く挑み、晴れて十一番弟子になった。

 15年に二つ目に昇進。「真打ちが身近になってきた」タイミングで、にぎわい座から今回の出演を提案された。集客面でのプレッシャーがあり逃げ出したいとの思いもよぎったが、「噺家として生きていく以上、目指すのは真打ちとしてお客さんに自分の落語を披露すること」。こう自らを奮い立たせている。

 「聞いてくれた皆さんが自分だけの世界を創れるのが落語の魅力」と語り、それを表現するため喜怒哀楽を巧みに演じ分けることを目標にする。「落語って笑いもあれば、悲劇やもやもやした気持ちにさせるものなど物語としての面白さにあふれている。どんな話にも丹念に向き合いたい」

 古典と新作の両方をこなすやなぎは「さん喬門下の隠れた逸材」として同館も期待を寄せる存在だ。

 「一度きりで終わりではなく、次のやなぎはどんな感じで来るだろうと思ってもらえる公演にしたい。長年の落語ファンから初心者まで、1人でも多くのお客さんに響くものを届けたいですね」

 午後2時開演。入場料は前売り1600円、当日2100円。会場は横浜にぎわい座・のげシャーレ(小ホール)。問い合わせは同館電話045(231)2515。

2022年7月27日公開 | 2022年7月27日神奈川新聞掲載

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