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アブラハム・デイビッド・クリスチャン
- カスヤの森現代美術館(横須賀市)

ドイツを代表する彫刻家の1人、アブラハム・デイビッド・クリスチャン(1952年生まれ)。72年、5年ごとに開催されるドイツの現代美術の国際展「ドクメンタ」に19歳で初参加。翌年には、デュッセルドルフ美術館での初個展を開き、以降はドイツや米国、日本など世界各地で活動してきた。
現在は、ドイツと日本(葉山町)にアトリエを構えながら、一つの文化に傾倒することなく、さまざまな文化的影響を積極的に受け止め、アフリカの原始美術や東洋の仏教美術などの要素を取り入れた、高い精神性を感じさせる独自の彫刻やドローイングなどを制作している。
会場には、80年代に制作したブロンズ彫刻1点と、オイルスティックによるドローイング3点の計4点を、広い空間に展示。いずれもシンプルで素朴な造形が際立つが、作品からは現代性を感じさせるとともに、時代を超えて評価される普遍的な魅力を持つ。
※11月20日まで。一般800円ほか。問い合わせは同館、電話046(852)3030。
2022年10月3日公開 | 2022年9月30日神奈川新聞掲載
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