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「耳をすませば」が実写映画化 10年後の物語がいま、はじまる。


 14日から横浜ブルク13などで上映中。

 1989年に少女マンガ雑誌で発表され、95年にはアニメーション映画が公開された同名作品に、10年後の物語を加えて実写化。おなじみの登場人物たちが、その後どのような人生を歩んでいるかが描かれる。

 児童書の編集者として出版社で働く月島雫(清野菜名=写真左)は、自らも作家を目指してコンクールへの応募を続けている。恋人の天沢聖司(松坂桃李=同右)はイタリアで、チェリストとして活動。遠距離恋愛の寂しさはあったが、10年前、お互いに夢を追いかけようと誓った約束が2人を奮い立たせる原動力となっていた。

 コンクールでの落選が続き、あることが原因で担当する作家の信頼も失ってしまった雫は将来に悩み、イタリアの聖司のもとを訪れる。2人は久々に楽しい時間を過ごすが、聖司もまた、音楽性を追求するあまり演奏の喜びを見失っていた。

 清野も松坂も、原作や映画のイメージを損なわないよう、それぞれの役柄を慎重に演じている。しかし雫の豊かな想像力、聖司の音楽への情熱についての描写が弱く、平たんな印象にまとまってしまったのはやや残念。

 雫の友人を演じた内田理央と山田裕貴は過去作にとらわれない伸びやかな演技で映画に力を与えており、名作を実写化する難しさについて考えさせられる。

監督・脚本/平川雄一朗
製作/日本、1時間55分

2022年10月17日公開 | 2022年10月14日神奈川新聞掲載

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