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横須賀美術館企画展「PRIDE OF YOKOSUKA スカジャン展」(上) ヨコスカ冠し世界へ

  • 横須賀美術館(横須賀市)

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「YOKOSUKA Dragon」1946年 テーラー東洋(東洋エンタープライズ株式会社)蔵 本展で初公開となるスカジャン。戦後間もない時期に制作された資料性の高い1着
「YOKOSUKA Dragon」1946年 テーラー東洋(東洋エンタープライズ株式会社)蔵 本展で初公開となるスカジャン。戦後間もない時期に制作された資料性の高い1着

 光沢感ある生地のベースボールジャケットを模した上着に、ワシ、虎、竜などの和装由来の豪華な刺しゅうを施した「スカジャン」。

 もともとスカジャンは、「スーベニアジャケット」の名で、戦後、日本全国に展開した米軍基地内やその周辺で販売され、米兵たちに爆発的な人気を誇った土産物であった。

 やがて、時がたち、日本人のアメリカン・カジュアルへの憧れや、ビンテージ・ブームで、多くの「スーベニアジャケット」が日本に里帰りする。その中で、戦後からスーベニアジャケットを販売してきた横須賀・ドブ板通りのイメージと結び付き、「横須賀ジャンパー」の略である「スカジャン」の名で、ファッションアイテムとして昇華した。現在は日本のみならず、世界中で根強い人気を誇っている。


「ドブ板通りを歩く米兵」1955年10月、米公文書館蔵(横須賀市立中央図書館郷土資料室提供)当時のドブ板通りのアーチには、「SOUVENIR STREET」の文字が掲げられていた
「ドブ板通りを歩く米兵」1955年10月、米公文書館蔵(横須賀市立中央図書館郷土資料室提供)当時のドブ板通りのアーチには、「SOUVENIR STREET」の文字が掲げられていた

 横須賀美術館では、この「横須賀」の名を冠したスカジャンの展覧会を開催中だ。テーラー東洋(東洋エンタープライズ株式会社)が所蔵する珠玉のビンテージ・コレクション約140点を中心に、スカジャンと深い関わりを持ち、米兵向けの土産物店が立ち並んだ横須賀・ドブ板通りの写真資料とともに、実際に米兵向けに販売されていた土産物(スーベニア)を紹介。あわせて、現代のスカジャンや、そこに施されている「横振り刺繍(ししゅう)」のアーティストたちの作品を展示し、スカジャンが持つ多彩な魅力とその広がりを紹介する。(横須賀美術館・栗林 陵)

2022年11月21日公開 | 2022年11月21日神奈川新聞掲載

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