とれたて
カボチャ
ポタージュやシチューに最適 STUMBLE(相模原市緑区)のバターナッツカボチャ
- STUMBLE(相模原市緑区)

地元の古材を取り入れたオーダーメード家具の制作・販売を行う傍ら、相模原市津久井地区に広がる畑で年間約30品種もの野菜を栽培する平光翔太さん(32)と梨加さん(32)夫妻。
根菜に豆類、葉物のほか、ロマネスコや紫色をしたジャガイモ・シャドークイーンなどの珍しい農産物を地元マルシェで販売。市内飲食店へも納品している。
梨加さんの父が家庭菜園で育てる野菜のおいしさに魅了され、自らも畑を持つようになった平光さん。農薬の使用を最低限に抑えた有機栽培で“安心して口にできる、安全な野菜づくり”に挑む。

収穫を迎えたひょうたん形のバターナッツカボチャは、ねっとりとなめらかな食感とナッツのような風味が特徴的なアメリカ原産のカボチャ。調理もしやすく、近年国内でもポピュラーになりつつある品種だ。
6月半ばに作付けし、夏の間は雑草の処理をしながら収穫を待つが、作物があらわにならない程度に草を残すのがイノシシやイタチからの食害に対する予防策だという。
農作業に家具職人ならではの技術を生かした独自の仕組みを取り入れる平光さん。畑にまくのは雨水で、屋根から伝う水の運動エネルギーを利用し、電力などを必要としないサスティナブルな装置を使う。

「地域の環境保全活動を行う団体にも所属していますが、先輩方から森と動物、人の関わりについて学ぶにつれて『自然の恵みの循環』を意識するようになりました」と語る。
肥料に地元の家畜ふんや食物残渣(ざんさ)を利用したコンポストを採用するなど、環境に配慮した栽培方法を徹底。「農業も家具作りも地道な作業とプロセスが楽しいんです。いつかは地域に貢献できるようなことができたら」と、誕生したばかりのまな娘・叶和ちゃんを抱いて目尻を下げる。

STUMBLE
住所 | 相模原市緑区青山1786の27 |
---|---|
アクセス | 橋本駅からバスで関下車13分
|
電話 | 080(5465)3934 |
公式HP | https://stumble.base.shop/ |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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相模原市緑区橋本3の19の15、橋本駅徒歩4分。開催日時などの詳細はインスタグラムで。@tsunagari_market_
※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。
2022年12月1日公開 | 2022年12月1日神奈川新聞掲載
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