推し
縁起物
〝幸福〟な食べ物 寒川神社の「八福餅」
- 寒川神社(寒川町)

関東一円を守護する相模国一之宮・寒川神社は、四方八方からのあらゆる災いをよける、全国で唯一の「八方除(はっぽうよけ)」で知られる。
その御利益にちなみ、参拝の手土産として作られたのが八角形の「八福餅(はちふくもち)」(12個入り1100円)。同神社に月1回、奉納される品でもある。

手がけるのは、同神社敷地内で結婚式場やレストランなども経営する「青葉」。取締役の関野潤さん(42)は「神社の名にふさわしい独自の味にするため、10年ほど試行錯誤した」と明かす。
八福餅の製造は、神社敷地内の工場で、北海道産の小豆を炊き、専用の田んぼで生産されたもち米を蒸すところから始まる。モチモチの餅を、きめ細かく滑らかな舌触りで、ほど良い甘さに仕上げたこしあんで包む。

3~12月には、春は桜、初夏は抹茶、夏はマンゴー、秋はユズ、冬は安納芋など、季節ごとのあんを使った限定品も取り扱う。どれも工場長の大橋拓哉さん(35)が手塩にかけて開発した。
関野さんは「寒川さんを参拝する楽しみの1つにしてもらえたら。幸多き1年をお過ごし下さい」と話す。

鎮守の杜レストラン Koyo:寒川町宮山3861の5。JR相模線宮山駅徒歩7分。午前10時~午後4時ラストオーダー。電話0467(72)5877。※八福餅や季節物の八福餅がお茶とともに味わえる「八福餅セット」(500円)がある。
境内の売店:八福餅と季節物八福餅が購入できる(季節物の販売はここのみ)。
2023年1月13日公開委 | 2023年1月12日神奈川新聞掲載
オススメ記事⇩
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!