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ウチの看板猫 カフェ・ド・ノヴァ(横浜市西区)
- カフェ・ド・ノヴァ(横浜市西区)

カフェの名が付いた和風居酒屋。新鮮な魚介料理と、キジトラ柄の看板猫・マックス(オス、12歳)を目当てに足しげく通う客が多い。「まさに〝招き猫〟だよ」。オーナーの三枝木賢人さん(69)はほほ笑む。
「マグロの仲買人」の顔も持つ三枝木さん。13年前、仕事先の横浜市中央卸売市場(同市神奈川区)でマックスと出合った。

「市場の倉庫で生まれた子猫6匹のうち、唯一のオスだった。初対面で、胸をズキューンと打ち抜かれた」。一目ぼれして引き取ってからは常に一緒。出勤だけでなく、旅行にも出かけた。「京都や箱根に行ったし、リュックの中に入れて富士山にも登ったなぁ」と懐かしむ。
店内ではゆったり歩いたり、ロフトで寝たり。閉店後はリードを付け、チーフの松田芳子さん(46)と夜の街を散歩するのが日課だ。
店の人気メニューは猫も大好物の刺し身だが、マックスは見向きもせずに猫専用の餌だけを好む。「食材や料理を横取りしたりしない。看板猫の鏡だね」。三枝木さんの目尻がさらに下がった。

カフェ・ド・ノヴァ:横浜市西区平沼1の13の14、パークノヴァ横浜壱番館101。京急線戸部駅、相鉄線平沼橋駅いずれも徒歩5分。午後6時~10時半L.O.。水・木・金曜のみランチ営業(午前11時半~午後2時)あり。日曜・祝日休み。電話045(314)1242。
2023年2月18日公開 | 2023年2月18日神奈川新聞掲載
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