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ウチの看板猫 彫刻の森美術館(箱根町)
- 彫刻の森美術館(箱根町)

緑陰広場では今、巨大な〝看板猫〟が来館者の注目を集めている。高さ15メートル、横19メートルの《デコレータークラブ-ピンクの猫の小林さん-》。「雨や風が苦手な小林さんに付き合う日々」。広報を担当する辻井有里さんは、展示スタッフと共に世話に追われているそうだ。
実は、開催中の企画展「飯川雄大 デコレータークラブ 同時に起きる、もしくは遅れて気づく」のインスタレーション作品の一つ。《デコレータークラブ》シリーズは、言語や画像を使う中でも生じる伝達の曖昧さ、面白いことを伝えたり共有したりすることの難しさを題材にしている。



小林さんに出合った衝撃を誰かに伝えようとスマートフォンやカメラを向けるが、どこから撮ってもどこかが木に隠れてしまう。近づけば、全体がフレームに収まらない。交流サイト(SNS)の普及で誰もが発信者になれる昨今。その真偽がどれほど伝わっているのか-。小林さんは投げかける。
辻井さんは「飯川さんは若手の注目アーティスト。どこかで猫の小林さんの姿を探してみて」と呼びかけている。
彫刻の森美術館:箱根町ニノ平1121。箱根登山鉄道彫刻の森下車2分、小田原駅からバスで二の平入口下車6分。午前9時~午後5時(最終入館は同4時半)。無休。入館料1600円ほか。
▷小林さんの展示時間は午前10時~午後4時。天候などにより、展示期間や鑑賞時間に変更あり。最新情報は[HP]の「今日の小林さん」で。電話0460(82)1161。
2023年2月18日公開 | 2023年2月18日神奈川新聞掲載
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