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ぶらり♪街めぐり
だしから作るごちそう「ソーキそば」◇普天間ベース(横浜市中区)

「普天間ベース」という名の沖縄料理店が関内駅近くにオープンして間もなく3カ月。口コミで評判がじわりと広まり、早くもリピーターが増えている。
記憶に残る店名は、店主の普天間朝典さん(33)の名字が由来。「秘密基地のように店の入り口が奥まった場所にあるので、この店名がしっくりきました」とほほ笑む。

料理を手がけるのは、普天間さんの母親で沖縄出身の新垣邦子さん(56)。ゴーヤーチャンプルーやラフテーなど家族のために手間暇かけて作ってきた、愛情たっぷりの手料理がそろう。
中でも客をとりこにするのが「ソーキそば」(850円)。スープは鶏と豚のがら、昆布、かつお節から丁寧にだしを取り、風味豊かで、体に染み渡るおいしさ。もちもちした麺との好相性に思わず頰が緩む。

大きなソーキも驚くほどやわらかく、骨から肉がするりとほどける。薄焼き卵、ネギ、紅ショウガも入って、味わい深い一杯だ。
「だしから作るソーキそばは、年越し限定のわが家のごちそう。母の味が多くの人に喜んでもらえてうれしい」と普天間さん。親子二人三脚で、沖縄の家庭の味を届けていく。

普天間ベース:横浜市中区常盤町4の42の3、KGR BLD常盤町1階。関内駅徒歩2分。午前11時半~午後2時、同5時~11時半。水・土曜はディナーのみ営業。日曜・祝日休み。電話045(306)9033。
2023年2月27日公開 | 2023年2月26日神奈川新聞掲載
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