気になる 神奈川でも広がる「一箱古本市」 本との出合いが「喜び」
- みなまきラボ(横浜市旭区)

県内各地で、「一箱古本市」など本に関連するイベントを開催している主催者によるトークイベント「わたしの町わたしの一冊 一箱古本市運営座談会」が5日、まちづくり拠点兼イベントスペース「みなまきラボ」(横浜市旭区)で開かれた。本のある居場所づくりなどに取り組むグループ「どんぐりの輪」の主催で、会場とオンライン合わせて約30人が参加した。
「一箱古本市」は、参加者がそれぞれミカン箱1箱程度の古本を持ち寄って販売しながら、本を通じた会話を楽しむイベント。2005年に東京都内で始まり、全国で開かれている。新型コロナウイルス禍で中止が相次いだものの、昨年ごろから県内各地でも開催が広がってきている。
座談会には「妙蓮寺 本の市」、「さがみはら一箱古本市」、「横須賀ブックミュージアム」の主催者が登壇。「本について語り合える仲間や、新しい本と出合えることが喜び」「あまり大規模にせず、ルールを共有しながら無理なく継続できることが大事」など、やりがいや運営の工夫について語り合った。
今後の展開についての提案も。街を歩きながら本のある場所を巡る「大磯ブックマルシェ」の事例を元に、「地元の飲食店などを巻き込んだ展開につなげることで、地域全体の活性化にもつながるのではないか」という声が上がり、参加者も賛同していた。
県内では3月以降、登壇者らによる一箱古本市が予定されている。詳細は各ホームページなどで。▷「第6回みなまき一箱古本市」3月17~19日、みなまきラボ▷「横須賀ブックミュージアム2023」4月1日、横須賀市文化会館(同市)▷「さがみはら一箱古本市」5月20日、コミュニティースペースkichika(相模原市南区)
2023年2月27日公開 | 2023年2月27日神奈川新聞掲載
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