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気になる 「物語を音楽として表現」 「YOASOBI」プロデューサー・屋代陽平が横浜で講演

  • 神奈川大学みなとみらいキャンパス(横浜市西区)

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多くの愛読書についても語った屋代陽平(右)=神奈川大学みなとみらいキャンパス
多くの愛読書についても語った屋代陽平(右)=神奈川大学みなとみらいキャンパス

 音楽ユニット「YOASOBI」のプロデュースなどを手がける屋代陽平のトークイベントが2月25日、神奈川大学みなとみらいキャンパス(横浜市西区)で開催された。小説を音楽にするプロジェクトを手がける屋代の活動を紹介し、読書推進につなげる試み。西区役所、市中央図書館、同大の主催で、約110人が参加した。

 学生時代を横浜で過ごした屋代は同図書館や市内の書店に通い、古川日出男や伊坂幸太郎らの小説に熱中したという。大学生の時にライトノベルやアニメに興味を持ち「音楽やアニメを入り口として、多くの人が小説を読むきっかけを作りたい」とソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。2017年に小説や詩などを投稿できるサイト「monogatary.com」を立ち上げた。

 同サイトの企画として誕生したYOASOBIは、小説を音楽にすることをコンセプトにしたユニット。19年に発表したデビュー曲「夜に駆ける」は同サイトに投稿された短編小説「タナトスの誘惑」を原作として制作され、YOASOBIは20年のNHKの紅白歌合戦にも出場するなど大きな話題を呼んだ。

 「小説のテーマソングではなく、物語を音楽として表現したらどうなるかという感覚で楽曲を制作している。歌を通して作品の世界観を感じ、小説とは違う味わい方をしてもらえたら」と屋代。現在は宮部みゆきら直木賞作家4人の書き下ろし小説をYOASOBIが楽曲化する企画「はじめての」が進行中で、「一つ一つの物語に強度がある。小説と音楽両方を楽しんでもらいたい」と語った。

 イベントの後半では同大で文芸創作に取り組む学生2人が屋代に質問する形でトークに参加。屋代は「どんな仕事に就いたとしても、本を読み、小説を書き続けた強みが生きるはずなので創作を続けてほしい」と学生にエールを送った。



 西区役所は昨年12月、monogatary.comとの読書活動推進コラボプロジェクトとして「海辺で読みたい物語」を募集。屋代や同大の学生によって選ばれた2作品を朗読した動画は、3月上旬に同区の公式サイトや市公式ユーチューブチャンネルなどで公開を予定している。市中央図書館では19日まで、同プロジェクトに投稿された作品の一部を展示する。

2023年3月7日公開 | 2023年3月6日神奈川新聞掲載

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