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ピアノデュオ「Duo A&K」が記念リサイタル 4月15日、横浜みなとみらいホール


 今年、結成20周年を迎える姉妹ピアノデュオ「Duo A&K」が4月15日、記念リサイタルを横浜みなとみらいホール(横浜市西区)で行う。姉・生田敦子と妹・惠子(共に同市戸塚区在住)は「すごいねと感心してもらうより、楽しかった、と思ってもらえるコンサートにしたい」と意気込みを語った。

 姉妹ならではの息の合った演奏と、繊細で明るい音色が人気の2人。共に留学していたスイスで出演した音楽祭で、1台のピアノを2人で弾く連弾を行ったことをきっかけに、師の勧めで2003年にデュオを結成した。

 「長く活動してきて一番の悩みは、レパートリーをどうやって増やしていくかということ。みんなが知っていて、喜んでもらえるような曲となると、結構弾き尽くしてしまった」と口をそろえる。

 膨大なピアノ曲の中でも、有名な連弾曲は限られている。そんな中で、今回の演目は「自分たちが好きな曲、やりたい曲を集めた」という。

 連弾では、シュトラウス2世の「こうもり」序曲や、グリーグの「ペール・ギュント組曲」といった、聴きなじみのある曲を用意した。

 20周年の記念として、もともとはオーケストラの曲であるシュトラウス2世のポルカ「雷鳴と電光」をピアノ連弾版に編曲。世界初演となり、敦子は「弾き応えがあり、ぱっと聴いても楽しい曲をレパートリーにできたのはよかった」とほほ笑む。

 2台ピアノでは、ミヨーの「スカラムーシュ」と、ラフマニノフの「組曲第2番」を披露する。「スカラムーシュ」は華やかで楽しい曲。「切れよく洒脱(しゃだつ)に聴こえるように弾くのは難しい」という。

 デュオの良さは「コミュニケーションの楽しさや華やかさを表現しやすいところ」と敦子。惠子も「方向性として外に開いていく感じがある」といい、ソロにはないピアノの魅力をアピールする。

 「喜劇でお客さんを笑わせるのが難しいように、やり過ぎると聴いていて不自然な演奏になる。表現豊かであることと、自然であることの両立を肝に銘じて、20年やってきた」と、これまでを振り返る2人。

 「クラシック音楽の本当の楽しさを伝えるのは、本当に難しい」と実感しながらも、演奏会では「その難しさを超えたところで、楽しかった、来てよかったね、と感じてもらえたら、一番うれしい」と話した。

 午後5時開演。一般4千円、中学生以下2千円。問い合わせは同ホールチケットセンター、電話045(682)2000。

2023年3月26日公開 | 2023年3月24日神奈川新聞掲載

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