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うまい 駅そばの概念覆す最高のつゆ 浪子そば(逗子市)

きつね、たぬき、卵、わかめを盛り込んだ 「浪子そば」(470円)
きつね、たぬき、卵、わかめを盛り込んだ 「浪子そば」(470円)

 「駅そばのわりにうまいな」。店内に並ぶポップの言葉に、思わずうなずいてしまう。まろやかで透き通ったそばつゆは、「浪子そば」(逗子市)を経営する岡田森夫さん(58)の味の追求のたまものだ。

 2014年、売り上げ不振だった同店の経営を、逗子駅前のソフトクリーム店「モーモーズ」を営む岡田さんが引き継いだ。開店当時から駅そばには珍しい朝打ちの生麺にこだわっていたが、だしも最高級にしてみようと一念発起。最高級の「宗田節」の生産量が日本一という高知県土佐清水市へ思いをつづった手紙を送り、単身で同市を訪問した。


「だしかす」をトッピングのようにかけるのがお薦め。一度だしをとっただけなので香りも豊かだ
「だしかす」をトッピングのようにかけるのがお薦め。一度だしをとっただけなので香りも豊かだ

 熱い思いが実を結び、だしの専門店「池田屋」からの宗田節・かつお節・さば節の3種を混ぜた最高のだしを使ったそばつゆが2021年に実現。駅そばの概念を覆すおいしさは口コミで徐々に広がり、売り上げは1.5倍に。女性客も増えた。

 そばだけでなく、丼ものの米や手作りカレーなど細部にもこだわっていて、何を食べてもおいしい。「気軽に立ち寄ってみたら意外に本格的でうまい! そんな商売が好きなんです」。岡田さんの挑戦は止まらない。


経営する岡田さん
経営する岡田さん

浪子(なみこ)そば:逗子市逗子5の1の6、ニート新逗子3階。京急線逗子・葉山駅北口改札外。午前10時~午後7時。無休。電話046(872)3278。

2023年4月3日公開 | 2023年3月30日神奈川新聞掲載

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