うまい
岩手県野田村のふるさとの駅
神奈川の気になるソフトクリーム 「のだ塩ソフト」(川崎市高津区)

多摩川に近い246号線の一本奥、地元の人しか通らない狭い小道にあるソフトクリーム店「岩手県野田村のふるさとの駅」(川崎市高津区)。同村の名産品「のだ塩」を使った「のだ塩ソフト」(コーン370円、カップ500円)を販売している。

同県産の牛乳を使ったコクのあるミルクソフトは、ほんのり感じる塩味が濃厚さを引き立てながらもスッキリとした絶妙なあんばい。隠し味に同村産の食用菊でコクを深めた人気のご当地ソフトだ。

「のだ塩」は、海水を4日間煮詰める伝統の「薪窯直煮製法」で、1.3トンの海水から20~25キログラムを精製する。東日本大震災で町内唯一の工場が被災したが、翌年には高台にある「国民宿舎えぼし荘」内に再建した。
食用菊は、花びらを蒸してノリ状に干した「菊のり」を粉末にして混ぜ込んでいる。

運営するのは、「カバヤ薬局」「リバイバルドラッグ」(川崎市高津区)代表取締役の蒲谷亘さん(56)。同村村長と知り合いだったことから、震災復興の一助になればと2021年にオープンした。
今後は、併設する会員制イタリアン「iiYone」のシェフ米永和孝さん考案の新製品を展開予定だ。

岩手県野田村のふるさとの駅:川崎市高津区溝口6の13の7。JR武蔵溝ノ口駅からバスで梅林下車6分。東急田園都市線高津駅徒歩11分。午前11時半~午後5時(土曜同4時。変更あり)。月曜休み(雨の日など突発的な休みあり)。電話044(850)8630(リバイバルドラッグのため道案内などは不可)。HP、SNSはない。
2023年5月20日公開 | 2023年5月20日神奈川新聞掲載
オススメ記事⇩
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!