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　２６日から横浜ブルク１３などで上映。

　前作「ＴＨＥ　ＷＩＴＣＨ／魔女」に引き続き、実験的な人体改造を受けて超人的な殺人兵器となった少女を巡るサイキック・アクション。圧倒的な強さを誇る少女と、スタイリッシュな戦闘シーンが目を引くシリーズだ。

　女子高校生ジャユン（キム・ダミ）が、研究者ペク（チョ・ミンス）と対決する前作の続きから始まるのかと思っていたら、肩すかしを食う。

　襲撃された研究所で、ただ１人生き残った少女（シン・シア＝写真）。外に出たことがなかった彼女は、農場で暮らすギョンヒとデギルのきょうだいに出会い、人間らしい感情に初めて触れる。だが、追っ手が次々に現れ、血みどろの闘いが繰り広げられる。

　豪華なキャスティングも見どころの一つ。威勢のいい姉御肌のギョンヒにドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のパク・ウンビン、アークと呼ばれる研究所の責任者に人気俳優イ・ジョンソク、チンピラのボスにドラマ「太陽の末裔（まつえい）」でいちずな愛を貫く兵士を演じたチン・グ。映画「キングメーカー　大統領を作った男」などで爽やかな女性を演じたソ・ウンスが、組織の工作員としてタフな闘いぶりと口汚いせりふを披露しており、驚かされた。

　少女とジャユンの関係や、研究に関する謎は少しずつ明かされていくが、全体像が分かるのは、まだまだ先になりそう。壮大な物語に期待が高まる。

監督／パク・フンジョン
製作／韓国、２時間１８分

2023年5月25日公開　｜　2023年5月26日神奈川新聞掲載

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