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映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」 美の殿堂が舞台、極上サスペンス

人の記憶や秘密を本にして読む特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を持つ漫画家・岸辺露伴が、「この世で最も黒い絵」の謎に迫るサスペンス映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(渡辺一貴監督)が、T・ジョイ横浜(横浜市西区)などで上映中だ。
原作は荒木飛呂彦による人気コミック「岸辺露伴は動かない」シリーズのエピソードの一つ。同シリーズの実写化ドラマで好評を得た高橋一生=写真=が、神秘的な雰囲気をまとう露伴を引き続き演じている。
青年時代に淡い思いを寄せた謎の女性から、黒い絵の話を聞いた露伴。時を経て、新作執筆の過程でその絵がルーブル美術館にあることを突き止め、取材として編集担当の泉(飯豊まりえ)と共にパリへ向かう。
ドラマと同じく、露伴の家は葉山町にある加地邸で撮影された。旧帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新が手がけた趣ある建物で、現在は宿泊施設となっている。美術品のオークション会場として横浜のホテルニューグランドも登場する。
ルーブル美術館で日本映画の撮影が許可されたのは2作目。露伴を見事に体現した高橋のたたずまいと合わせ、美しい映像を堪能できる。
2023年6月1日公開 | 2023年5月29日神奈川新聞掲載
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