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パイプオルガン
先生は近藤岳 ピアニスト・反田恭平、パイプオルガン「ルーシー」を練習「大満足」
- 横浜みなとみらいホール(横浜市西区)

横浜みなとみらいホール(横浜市西区)の2代目プロデューサーを務めるピアニスト反田恭平。来年3月に行われる同ホールの開館25周年記念音楽祭では「オルガン道場」としてパイプオルガンの演奏に挑戦する。7月下旬、初めてのオルガン練習が同ホールで行われた。
大ホールに鎮座するパイプオルガン「ルーシー」を使い、ホールオルガニストの近藤岳が指導。パイプに風を送って音が鳴るオルガンの仕組みなどを最初にレクチャーした。
オルガンのさまざまな音色を決める「ストップ」ボタンを使う際、反田が選んだのはチェロの音色。バッハの「無伴奏チェロ組曲」を軽やかに奏でた。続いてバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」で、オルガン特有の足を使った演奏に挑戦。苦戦する様子を見せたが、近藤は「いいですね」と笑みを浮かべた。

反田が「僕の好きな曲」と選んだブラームス「11のコラール前奏曲」から「一輪のバラが咲いて」は楽譜を見ながら、約1時間にわたってじっくりとレッスン。本番となる音楽祭では、この前奏曲から何曲かを披露する予定だという。
レッスン後の反田は、滑らかに弾くレガートが難しいと言いつつ、手応えを感じたようで「大満足」。いずれは「サンサーンスの(交響曲第3番)『オルガン付き』がやりたいなあ」と抱負を述べた。近藤は「鍵盤に手を乗せた瞬間から大事に弾いてくれてうれしかった。指先から風が出ているようなきれいなレガート。本能で聴き分けているのではないか」と話した。
2023年8月23日公開 | 2023年8月21日神奈川新聞掲載
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