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　しっとりふわふわ。口のなかで溶けるようなシフォンケーキが横須賀土産として人気となっている。

　「横須賀シフォン紅茶」は、「横須賀シフォンバニラ」と並ぶ人気商品。茶葉を練り込むのではなく、牛乳で濃く煮出したアッサムティーを生地に入れて焼き上げている。口どけが良く、食べ終わりには紅茶の香りが広がりミルクティーを味わっているかのよう。

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　「自然な味わいのものを作りたくて」と、安全な北海道産小麦粉、新鮮な地卵、体に良い米油など材料にこだわる。「卵白だけでこのふわふわ感を出しています」と、代表の髙橋かおるさんは胸を張る。

　「横須賀シフォンバニラ」は２０１０年に第２回横須賀おみやげコンテストで銀賞を受賞。その後、シフォンケーキの種類も増え、２０１８年には「横須賀モアーズ店」を出店した。後継者として次男の日影舘（ひかげだて）直哉さんが加わり、「横須賀クグロフ」など新商品も続々と誕生している。

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　「横須賀のスイーツパークのような場所になれたら」。髙橋さんと直哉さんの挑戦は止まらない。

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2023年10月21日公開　｜　2023年10月21日神奈川新聞掲載

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