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産地直売 昔ながらのトマト
甘みと酸味のバランス絶妙

  • 2017年4月6日 神奈川新聞掲載

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横山さん
横山さん

 横浜市泉区和泉町で、両親と年間約40品目の野菜を栽培する農家、横山宜美さん(32)が今、最も力を入れているのがトマト。「サンロード」という昔ながらの1品種にこだわり、「認知度を上げ、後世に残したい」と意気込んでいる。

 糖度の高いトマトが主流の中、サンロードには甘みだけでなく、程よい酸味がある。「口の中に広がるそのバランスが絶妙。この味にほれました」と横山さんは笑う。


トマト「サンロード」
トマト「サンロード」

 現在、広さ10アールの専用ハウスで約1800本のサンロードを栽培している。収穫シーズンは3月下旬から7月半ばまで。つい最近、一段目の収穫が始まった。色づいたトマトの実を手に「これからどんどん味が乗ってきます」とうれしそうだ。

 大学卒業後、サラリーマン生活を経て家業を継いだ。年間を通じて数多くの野菜を手掛ける中、トマトは土づくりや生産管理など作り手の違いが味に直結することを実感した。

 「直売所の“人気者”といっていいほど、子どもからお年寄りまでみんなが大好きな野菜。ほかの野菜と比べ、少ない面積でたくさん収穫できる点も魅力だった」。また、「古くからある品種だけに病害に弱く、手間が掛かるのがサンロード。手掛ける農家が多くないからこそ、やりがいを感じた」と続ける。

 土づくりには、もみ殻などを合わせたボカシ肥料を使い、生育状況を見ながらかん水を管理し、味の濃いトマトを目指している。確かな味わいは常連客をはじめ、料理人らの間でも評判を呼び、近隣の飲食店での取り扱いも広がってきた。

 その広がりは、加工品にも向いている。来春にはサンロードを使ったピューレを商品化する予定だ。「トマトだけで作る濃厚な味が目標。消費者からのアンケートをもとに、味や値段、サイズなどを決めていきたい」と意欲を見せる。

 祖父の代から続く直売所を昨年リニューアルした。「サンロードのおいしさを知ってもらうために、この味を守りたい。そして、いつか自分の子どもが継いでくれたら-」。秘めた思いをそっと明かした。

★お薦め品

◇トマト「サンロード」 1袋約600グラム380円


直売所の外観
直売所の外観

ここで買える

☆まごころふぁーむ

横浜市泉区和泉町6224の4。相鉄線いずみ野駅徒歩3分。火・土曜午前8時半~11時半(最盛期は木曜もオープン)。2、3、8、9月は端境期のため休み。TEL090(7275)7772(午前9時~午後5時)。

JA横浜「ハマッ子」直売所中里支店TEL045(973)2522、サカタのタネガーデンセンター横浜TEL045(321)3744でも購入できる。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


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