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産地直売 天然ヒジキ
女性漁師が漁から加工まで

  • 2017年4月20日 神奈川新聞掲載

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ヒジキ漁用のボートをつないで出港
ヒジキ漁用のボートをつないで出港

 今月10日にヒジキ漁が解禁された葉山町・真名瀬(しんなせ)漁港で、早朝からひとり奮闘する女性漁師がいる。畠山晶さん(31)。湘南エリアの中でも、砂浜と岩礁が交互に連なるこの辺りの天然ヒジキは、ミネラルも豊富で海藻類の中でも人気が高い。ヒジキ漁は30日まで。漁から加工までを一手に担う忙しい日々が続く。


ヒジキ漁のボートで船へもどる
ヒジキ漁のボートで船へもどる

ヒジキを積んだボートをつないで帰港
ヒジキを積んだボートをつないで帰港

 畠山さんは、干潮時小舟を率いた自前の船「桜花丸」でポイント近くまで行き、船を停留。タイミングを見計らい、磯に降りて50センチ~80センチぐらいのヒジキを刈り取り、小舟に積み上げていく。1日で採取できるのは約100キログラム。昼前に港に戻ると、大きな鉄釜で約5時間かけてゆであげる。

 「薪を使うので火の調整が難しく、ヒジキの柔らかさを確認しながら長時間気を使う作業です」と畠山さん。釜ゆでの水の量や、方法は漁師によってまちまちなのだという。


刈り取ったばかりのヒジキ
刈り取ったばかりのヒジキ

 乾燥ヒジキにする場合は釜ゆで後、さらに2日かけて天日干しをする。刈り取ったばかりのヒジキは茶色だが、火を入れると鮮やかな緑色からヒジキ独特の艶のある黒に変化する。


5時間かけて釜ゆでする
5時間かけて釜ゆでする

乾燥ヒジキにする場合は釜ゆで後、2日かけて天日干しする
乾燥ヒジキにする場合は釜ゆで後、2日かけて天日干しする

 水産高校を卒業した畠山さんは当初、ダイビングショップや母校の実習教員として働いていた。とあるきっかけで鎌倉の女性漁師と知り合ったことが大きな転機となり、女性でも出来るんだ、と強い決意でこの道に進んだ。生まれ育った葉山のベテラン漁師、矢嶋四郎さん(81)のもとで1年間修業し、2012年4月に独立。一年を通して刺し網漁を中心に、覗突(みづ)き漁や素潜り漁をする傍ら、毎月第2土曜に開催している、「葉山真名瀬朝市」の代表として、葉山産の海産物の魅力を発信する活動にも力を入れている。

 「早朝や夕暮れ、海から見える葉山の景色は最高です。やめたいと思ったことは一度もないです。漁師を一生続けられたらいいですね」と目を輝かす。


釜あげひじき
釜あげひじき

★お薦め品

◇釜あげひじき 900グラム500円

※24日から販売予定

ここで買える

太田屋商店

☆葉山町堀内905。JR逗子・京急線新逗子駅からバスで元町下車2分。午前9時半~午後7時。日曜休み。TEL046(875)0472。

葉山真名瀬朝市

☆真名瀬漁港入り口。同駅からバスで芝崎下車。

毎月第2土曜日午前8~10時。畠山さんTEL070(5071)7089。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


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