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とれたて イチゴ
「わがまま」きいてブランド化

  • 2018年1月11日 神奈川新聞掲載

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小泉さん
小泉さん

 「わがままいちご」と書かれた、かわいらしいのぼり旗に思わず足が止まる。

 川崎市宮前区の閑静な住宅街に14年前、オープンしたイチゴ農園。代々続く野菜農家の後継者だった小泉博司さん(40)が「幅広い世代に好まれる農産物を作りたい」と、イチゴの生産を始めた。


わがままいちご
わがままいちご

 イチゴは「章姫(あきひめ)」「紅ほっぺ」「よつぼし」の3品種を栽培。栽培や管理に手間を掛け、イチゴの“わがまま”を聞いて丁寧に育てていることから、「わがままいちご」と名付けてブランド化。12月中旬から5月中旬に開く直売所では、イチゴをはじめ、イチゴのジェラートやジャム(2月から販売)などの加工品を販売し、人気を呼んでいる。


わがままいちご
わがままいちご

 15日はイチゴ狩りの開始日に伴い、オープニングイベントを開催。同園のイチゴを使ったワッフルやパフェなどを提供するキッチンカーが直売所に登場するという。イチゴ狩りは、摘み取りやすい高設栽培で、子どもから年配者まで家族みんなで一緒に楽しめるのが魅力だ。


過去に行われた農園フェス
過去に行われた農園フェス

 小泉さんはイチゴ農園を運営する一方、農業と人を結び、地域を盛り上げる活動に取り組んでいる。毎月15日を「イチゴの日」とし、これまでに、親子向けのイチゴスイーツ教室や、イチゴ狩りを楽しむ婚活イベントなどを園内で実施してきた。毎年春には、近隣の農家や飲食店、アーティストなどが集う「農園フェス」を開催。地元野菜の直売のほか、園内の畑で音楽ライブや絵本の読み聞かせを行ったり、各飲食店が自慢の料理を販売したりと、乳幼児や年配者らも巻き込んだ“街おこし”にも力を注ぐ。


イチゴジャム
イチゴジャム

 小泉さんは「今年も趣向を凝らしたイベントを企画している。農業に興味を持ってもらい、野菜が好きになるきっかけになればうれしい。地域の人の笑顔の輪を広めていきたい」と話している。


ジェラート。左がイチゴ味、右はイチゴミルク味
ジェラート。左がイチゴ味、右はイチゴミルク味

イチゴ狩り(15日から)

1月の料金=30分食べ放題2000円、2歳~小学生未満1500円。同園[ホームページ]の予約フォームまたは電話で受け付ける。

★お薦め品

◇「わがままいちご」

 レギュラーパック(約300グラム) 600円

 デラックスパック(大粒9~15粒) 1500円

◇ジェラート 300円

◇ジャム(2月から販売) 650円

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


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