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テーマ特集 日本クラシックホテル⑩
雲仙観光ホテル 豪華客船のような雰囲気

  • 2018年3月31日 神奈川新聞掲載

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 歴史を感じる建物と行き届いたサービスで、戦前からの伝統と格式を持つ「クラシックホテル」。横浜のホテルニューグランドや、箱根の富士屋ホテルを含む全国の老舗9ホテルが2017年11月、「日本クラシックホテルの会」(濱田賢治会長)を立ち上げました。同会加盟ホテルの魅力や、訪れた著名人との逸話を紹介します。(10/10)


 豊かな自然と温泉に恵まれた雲仙が、国内で初めて国立公園に指定されたのは1934年。雲仙観光ホテルはその翌年の35年、雲仙温泉街の一角に創業した。外国人観光客を誘致するために国策として建てられた洋式ホテル。「究極のホテルは客船」というコンセプトでデザインされ、快適でぜいたくなひとときが楽しめる。

 雲仙温泉街は、標高約700メートルの高地にあり、平地に比べて5度ほど気温が低い。明治時代から外国人らの避暑地や保養地としてにぎわってきた。ホテルの外観はスイスの山小屋風で、むき出しの丸太の柱などが特徴的。空にも山々の緑にも映え、大海原を航海する豪華客船のような雰囲気も漂う。


 館内は、木の質感を出す日本伝統の手斧(ちょうな)削りを施した柱など細部までこだわりが見られ、東洋と西洋の芸術が融合。客室のドアのぶは、身長の高い外国人に合わせ、床から135センチと高い位置にある。温泉は酸性の硫黄泉。観光客に人気だが、一方で館内の真ちゅう製のドアのぶなどを変色させてしまう。このため、スタッフが毎日丹念に磨き上げ、黄金色の輝きを保っている。

 米軍に接収された戦後の一時期を除き、さまざまな要人や著名人が訪れた。54年には映画「君の名は」のロケが雲仙で行われ、俳優の岸恵子が扮(ふん)する主人公・真知子の勤務先のホテルとして館内でも撮影された。



雲仙観光ホテル

住所 長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地
アクセス 長崎空港から無料シャトルバスで1時間半、または西九州自動車道諫早インターチェンジから国道57号経由で1時間
電話 0957(73)3263
公式HP http://www.unzenkankohotel.com/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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