夏はもちろん、秋以降も楽しめるのがジェラートアイス。県産の果物や野菜を使った「産直ジェラート」で、地元の恵みを味わってみませんか。（３／４）

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　今年３月にオープンしたジェラート専門店。その時季の素材を使って手作りしているため、フレーバーは日々変動するが、常時２０種以上が並ぶ。

　豊富な西湘エリアの食材を生かし、秦野産の素材も積極的に取り入れる。「その土地の人が慣れ親しんだ味の記憶の中にある、楽しい思い出も大切にしたい」と話すのは、イタリアでも経験を積んだオーナーシェフの肥田野雄紀さん（３５）。「おいしくて楽しい、本物のジェラートを伝えたい」と、味付けはもちろん、２種盛り「メディオ」（４４０円から）、３種盛り「グランデ」（５００円から）といった、味の組み合わせを楽しむ本場の食べ方を薦めている。

　今回は爽やかな酸味の「ナイアガラ（白ブドウ）」、八重桜とアーモンド（杏仁）を使った「さくら」、皮の食感がアクセントの「プラム」と、いずれも秦野産の食材を使った３種をチョイス。配合比やミキシング、冷却の具合など緻密に作られる肥田野さんのジェラートは、鼻から抜けるように感じられる素材の風味や香りが特徴。店名の「ＡＲＩＥＴＴＡ」はイタリア語で「そよ風」。イタリア修業時の師匠からの言葉「おまえのジェラートを食べると、そよ風を感じる」に由来する。

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