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テーマ特集 手仕事 染織の魅力①
江戸時代から続く伝統技法を受け継ぐ染め物♡大漁旗

  • 三富染物店(三浦市)
  • 2019年10月12日 神奈川新聞掲載

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 地域や風土と結びついた布製品から、温かみのある海外の織物まで、染織の魅力に触れられる県内のスポットを訪ねました。(1/6)



【三富染物店】引き染め

 江戸時代から続く伝統技法を受け継ぐ染め物店。

 創業は1833(天保4)年。幕府の御用職人として戦ののぼりを染め、のちに大漁旗の製作を始めた。今も新しい船が造られると航海安全と大漁を祈願して約20~40本もの注文が舞い込む。結婚や子どもの誕生、節句、還暦などお祝いごとの飾り旗も、全国から発注があるという。


のり置きをした布に、専用のはけに染料を含ませて刷り込むように塗る
のり置きをした布に、専用のはけに染料を含ませて刷り込むように塗る

 一つ一つ手作業で染め上げるのは、7代目の三冨由貴(よしたか)さん(40)。生地に下絵を描き、その上にもち米とぬかを混ぜて煮たのりを置く「のり置き」は、三冨さんが15年掛かってやっと習得できたというほど、長年の感覚と技術の必要な技だ。


京都や浅草などの染料店から仕入れた染料。混ぜたり水を加えて自由に調整できる
京都や浅草などの染料店から仕入れた染料。混ぜたり水を加えて自由に調整できる

 のり置き後一日寝かせた綿布を、専用のはけに染料を含ませて刷り込むように塗っていく。江戸時代から変わらない「引き染め」という手法で、裏面まで染料がしっかりとしみ込み、表面と変わらない。

 2016年にはかながわ観光大賞にも選ばれた。「歴史ある技法を実際に体験してみてほしい」と三冨さんは呼び掛ける。



三富染物店

住所 三浦市三崎1の10の9
アクセス 京急線三崎口駅からバスで三崎東岡下車5分
電話 046(881)2791
営業時間 午前8時~午後8時
定休日 不定休
公式HP https://www.m-some.com/%E3%83%9F%E3%83%8B%E5%A4%A7%E6%BC%81%E6%97%97%E6%9F%93%E4%BB%98%E4%BD%93%E9%A8%93/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。

染付体験


のり置きした布に染め上げていく三冨さん
のり置きした布に染め上げていく三冨さん

 絵柄はマグロ、タイ、クジラ、カジキのいずれか。所要約1時間。乾燥後、1週間ほどで郵送。3500円(送料込み)。名入れの場合は5500円。同店[ホームページ]または電話で2日前までに予約。

体験しました

 下絵付きの布(45センチ×60センチ)に染料を塗るところからスタート。はけで染料を塗ると布にすーっとしみ込む感覚が気持ち良かったです。(美)

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