2021年5月29日公開 ｜ 2021年5月22日神奈川新聞掲載

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　「道の駅」ならぬ、日本初の「漁港の駅」として２０１９年にオープンした「ＴＯＴＯＣＯ　小田原」（小田原市）。定置網や刺し網などで漁獲する魚種は１６００にも及ぶ相模湾。その日の朝に取れた生きの良い魚を中心に、干物やかまぼこなどの水産加工品や新鮮な地元野菜が並ぶ小田原の台所のような施設だ。

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　豪華な具材をふんだんに盛り付けた「小田原漁港　とと丸食堂」の「とと丸頂上丼」（２４８０円）は高さ約２０センチと迫力満点。白米の見えない海鮮の山に箸を入れると、雪崩が起きそうなほどの盛り具合だ。しょうゆやごまだれをかけて味わった後は、コクのあるオリジナルだしをかけると珠玉の一杯に。女性でもいつの間にか平らげてしまうほどのおいしさだ。

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　ほかにも、小田原漁港内で仕入れた魚を中心に、海鮮や揚げ物などが食べ放題の「おさしみ天国・小田原海鮮ゴーゴー‼」では、その場でさばいたばかりの刺し身を提供。スタッフが鳴らす鐘の音と共に、日替わりで本マグロやイシダイなどのスペシャルメニューも登場する。

　「フードコートで提供する食事は屋外で召し上がることも可能です」と、水平線を見渡せるテラスを案内してくれるのは駅長の金城士朗さん（２９）。「目の前の海から揚がったばかりの海の幸を堪能しに来てほしいですね」と鮮度の良さに自信をのぞかせる。

　地場物産コーナーでは湘南のシラスを使用した「漬けしらす」（１０８０円）や「雲丹醤油（うにしょうゆ）」（１２９６円）が人気で、お土産選びも目移り必至だ。

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