とれたて
エッグズッキーニ
双葉農園(秦野市)のエッグズッキーニ 黄色く艶やか丸い見た目、思わず手に取りたくなる
- 双葉農園(秦野市)
- 2021年6月10日 神奈川新聞掲載

秦野市の弘法山の麓、約1ヘクタールの農園で、なじみのある野菜から変わり種まで、幅広く栽培する佐野浩司さん(38)。富士山も望める景色の良い畑では、この時季、エダマメ、トウモロコシ、ナスなどのほか、エッグズッキーニが最盛期を迎えている。
佐野さんが栽培するエッグズッキーニは「ゴールディー」という品種で、黄色く艶やかで丸くコロンとした見た目は思わず手に取りたくなる。丸い形を生かして、くりぬいて肉詰めにしたり、相性の良い油で炒めたりし、スパイシーな味付けにするのがお薦めだという。通常のズッキーニよりも水分が多いそうだ。
エッグズッキーニのように珍しい野菜にはレシピ付きのリーフレットも同封される。デザイナーや管理栄養士らとチームを組み、野菜を身近に感じて手に取ってもらい、よりおいしく食べてもらうきっかけになればと工夫を凝らす。

祖父母から影響を受け、自らも農業の道を志した佐野さん。東京農業大学で農業を学んだ後、すぐに就農はせず、会計を学ぶために会計事務所を母体とした企業へ就職。退職後は約2年間、県立の農業者研修教育施設「かながわ農業アカデミー」や「秦野いとう農園」などさまざまな農園で学び、2016年に独立した。定番の野菜では自分より経験が豊富で大量出荷できる農家が多くいることから、差別化を図るために珍しい野菜の栽培にも力を入れるようになった。
「お客さまがどうしたら喜んでくれるか、時代の流れも読みながら常に考えている」と話す佐野さんは、野菜ソムリエの資格を取得したほか、食品の安心安全に関する独自アンケートを行うなど、消費者の気持ちに寄り添う努力を惜しまない。アンケートから〝顔が見えること〟が求められていると知り、ホームページなどに顔を出すようにしたり、SNSをこまめに更新したりと、積極的に発信も行う。「将来は観光農園も行いたい」と佐野さんは展望を語ってくれた。
お薦め品

◇エッグズッキーニ 1袋149円
◇茎ブロッコリー 1袋226円
◇揚げてトルコナス 1袋226円
◇サラダ紫(ナス) 1袋267円
ここで買える
やさいや金次郎
住所 | 横浜市青葉区もえぎ野6の5 |
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アクセス | 東急田園都市線藤が丘駅徒歩5分
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電話 | 045(507)3455 |
営業時間 | 午前10時半~午後6時 |
定休日 | 木曜 |
公式HP | https://yasaiya-kinjiro.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。
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