とれたて
ブルーベリー
杉田農園(川崎市宮前区)のブルーベリー 収穫早いと酸味あるので、熟したおいしい実を出荷
- 杉田農園(川崎市宮前区)
- 2021年7月15日 神奈川新聞掲載

横浜市境のほど近く、川崎市宮前区の静かな住宅街にある杉田農園。杉田公男さん(70)が約10アールの畑で年間30種ほどの野菜や果物を栽培している。15年前にブルーベリーを取り入れ、市内でいち早く観光農園として摘み取りを始めた。
ブルーベリーは北米原産で、日本には1951年に導入された。主にハイブッシュ系とラビットアイ系に分けられ、どちらも春に小さな白い花が咲き、夏に実を付け、秋には真っ赤に紅葉する。鉢植えでベランダ栽培もでき、目でも舌でも楽しめる。

眼精疲労を和らげるとされるアントシアニンのほか、抗酸化作用があるポリフェノール、ビタミンE、食物繊維などが含まれ、健康効果も期待できる。
杉田農園では現在、15種約400本のブルーベリーを栽培。500円玉ほどの大きさになる「チャンドラー」、小粒だがごく甘い「ブルーシャワー」、ピンク色の「フロリダローズ」など特長はさまざまだ。

例年は6月上旬から収穫が始まり、品種やサイズで選別して直売所へ出荷しているが、今年は気候のせいか1週間ほど早くスタートしたという。「追熟しないから、収穫のタイミングが大事。早いと酸味があるので、しっかり熟したおいしい実を出荷したい」と杉田さん。「収穫は1粒ずつ、たまに味見をしながら3時間ほどかかる。自分が嫌だから無農薬。虫の駆除が大変だよ」と笑う。

8月上旬から約1カ月ほどは摘み取りも受け入れる。最近は小さな子どもを連れたファミリーが増えたという。摘み取りは、ブルーベリー畑の半分ほどに植えられたラビットアイ系の「ティフブルー」が中心。定番ともいえる優秀な品種で、皮が薄くてサイズは大きめ、甘く風味も良いので生食向きだ。現在は、ウサギの目に似た幼果が色づき始め、暑い夏の訪れを待ちわびている。
お薦め品

◇ブルーベリー100グラム 300円~(セレサモスで販売)
摘み取り
摘み取りは8月上旬から、要電話予約。1人千円(時間制限なし)。1パック(350グラム程度)のお土産付き。長袖着用、サンダル不可。虫よけ対策推奨。

杉田農園
住所 | 川崎市宮前区菅生5の11の5 |
---|---|
アクセス | JR武蔵溝ノ口駅からバスで菅生小学校入り口下車8分
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電話 | 044(977)1416 |
営業時間 | 午前8時~午後4時 |
公式HP | http://www.k-kankou.jp/kankounouen/facility/detail.html?CN=312274 |
備考欄 | 駐車場あり |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
ここで買える
JAセレサ川崎ファーマーズマーケット セレサモス宮前店
住所 | 川崎市宮前区宮崎2の1の4 |
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アクセス | 東急田園都市線宮崎台駅徒歩6分
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電話 | 044(853)5011 |
営業時間 | 午前9時半~午後3時 |
定休日 | 水曜 |
公式HP | http://www.k-kankou.jp/kankounouen/facility/detail.html?CN=312274 |
備考欄 | 駐車場あり |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。
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