うまい 日本初、「冷凍ピッツァ自動販売機」(川崎市高津区) 焼きたて熱々を急速冷凍、「味は店内とほぼ変わりません」
- ピッツェリア ロベルティーノ(川崎市高津区)
- 2021年8月19日 神奈川新聞掲載
コロナ禍を機にさまざまな自動販売機が登場している昨今。川崎市高津区にあるイタリアン「ピッツェリア ロベルティーノ」が、日本初となる「冷凍ピッツァ自動販売機」を7月2日に開設した。

「ピッツァ3種は、自販機に合わせた17㌢の食べきりサイズ。焼きたて熱々を-35度に急速冷凍して、味は店内とほぼ変わりません」と店長の安齋聡さん(51)。一番人気の「ピッツァマルゲリータ」(800円)はイタリア産モッツァレラチーズや、近くにある「川崎めぐみ幼稚園」で栽培したバジルを使用。「お肉屋さんのピッツァ」(1100円)は、安齋さんの実家「手塚精肉店」の55年継ぎ足しのたれを使った「伝説のチャーシュー」とミラノ産サラミがごろごろと載った、食べ応え抜群の一枚だ。そのほか、チーズ好きにお薦めの「4種類のチーズのピッツァ」(千円)、「ボローニャ風ミートソーススパゲッティ」(千円)、同店の名物でおつまみやごはんのお供にぴったりの「豚のピリ辛もつ煮込み」(800円)などが並ぶ。食べるときは解凍後、アルミホイルを敷いたフライパンや湯煎で加熱するだけ。手軽に店の味を再現できる。

2013年にオープンし、そのおいしさと笑顔が絶えない雰囲気で地域に愛されている同店。ファミリーが多い地区で、アレルギーの問い合わせなどにもしっかり答えられるよう素材を厳選し、手間を惜しまず理想の味を追求してきた。
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コロナ禍を機に、以前から思案していたテークアウトをスタート。機材などの準備を整えたところ、自販機設置の声がかかったという。客と対面できない自販機だが「店内でテークアウトを注文するより気軽に買えるようで好評です」と安齋さん。前例が無いため「包材探しが大変だった。今後も改善していきたい」と話す。
☆川崎市高津区久末402。東急東横線武蔵小杉駅からバスで妙法寺下下車3分。午前11時半~午後2時半(同2時【LO】)、土日曜のみ同5~8時(7時【LO】)も営業。月・火曜休み。
☎044(788)5757。
▷自動販売機は保冷袋の持参推奨
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