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気になる 横浜のシネマ・ジャック&ベティが開館30周年 映画監督や配給会社など集まり祝賀会

オンラインで登壇した監督らと梶原支配人(右)=横浜のシネマ・ジャック&ベティ
オンラインで登壇した監督らと梶原支配人(右)=横浜のシネマ・ジャック&ベティ

 横浜のシネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区)が21日、開館30周年を迎えた。コロナ禍のため一般の観客を入れず、映画監督や配給会社など関係者が集まって祝賀会が開かれた。

 1952年に開館した「横浜名画座」を前身として、91年に福寿祁久雄(ふくじゅきくお)が、ジャックとベティの二つのスクリーンを備えた施設をオープン。2005年に1度閉館したが、現在、支配人を務める梶原俊幸(44)が07年3月に経営を引き継ぎ、再開した。

 梶原支配人は「コロナ禍でお客さんが戻ってきてはいるが、今も経営は厳しい。明日、あさっての支払いと、めげそうになったこともある。だが、応援してくれるお客さんや、同志として全国で同じように闘っているミニシアターの仲間たち、スタッフに励まされた」とあいさつした。

 さらに「今はテレビやネットで流れる映像が良いか、悪いか、で二極化している。もっとあいまいなものへの許容力が人間にはあるはずだが、普段生きていると感じられない。ミニシアターで見る映画にはそれがある」とし、多様な考え方を提示する良質な作品を上映し続けたいと話した。

 来賓スピーチには、ヨコハマ映画祭実行委員長の北見秋満をはじめ、同館を応援する人々が相次いで登壇。共にオンラインで顔を見せた「私立探偵濱マイク」の林海象(はやしかいぞう)監督は「劇場と共に僕も成長させていただいた、とても大切な映画館だ」と話し、「ヨコハマメリー」の中村高寛監督も「横浜で映画を見続けてきたことが僕の原点であり、その一つがジャック&ベティ。地元の一人としてずっと通い続けたい」と祝意を寄せた。

 30周年記念企画として、映画「誰かの花」を製作。認知症の家族を抱えた一家が暮らす横浜の団地を舞台に、ある不穏な事故を巡って苦悩する人々を描く物語で、メガホンを取った奥田裕介監督は「祝祭的な内容ではないが、観光地ではなく、人が住まう横浜を撮りたかった」と話した。来年1月29日から上映される。

2021年12月29日公開 | 2021年12月29日神奈川新聞掲載

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