---

　１９８８年開店のイタリア料理店「虎鳥屋」。店主の村松功一さんは小田原市内の人気イタリア料理店で修業を積んだ。「食堂や居酒屋はイタリア語で『トラットリア』。私が寅（とら）年、妻が酉（とり）年なので２人の干支にかけた」という。

　常連客が多く、創業当初から変わらないメニューも多い。カリッと焼いたトーストに載せて食べる「小海老とホタテのエスカルゴバター焼き」（１１００円）は、魚介のうま味とバターとニンニク、アンチョビーの風味が食欲をそそる。「ツナ入りトマトソーススパゲッティ」（９９０円）はシンプルだが、濃厚なソースが人気の一品だ。

---

---

---

　客の要望を受けるうちにメニューがどんどん増えたそう。「それに応えることで鍛えられた。店は料理を出すだけでは成り立たない。お客さんに支えてもらい、ここまで続けてこられた」と村松さんは笑顔で振り返った。

---

---

2022年1月26日公開　｜　2022年1月15日神奈川新聞掲載

オススメ記事⇩

---

---