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映画【ツユクサ】ささやかな日常の大切さ


 29日からTOHOシネマズららぽーと横浜などで上映。

 のんびりした雰囲気が漂う伊豆の小さな町を舞台に、ささやかな日常を過ごす普通の人々を描く。

 タオル製造工場で働く芙美(小林聡美=写真左)には、年の離れた親友がいる。友人・直子(平岩紙)の息子で、天文好きの航平(斎藤汰鷹(たいよう))だ。航平によると隕石(いんせき)が人間に当たる確率は1億分の1で、芙美は運転中の車に隕石がぶつかる奇跡的な体験をする。

 浜で見つけた隕石をペンダントにして、「幸せになれる気がする」と期待する芙美だが、実は断酒会に参加している。幼い息子と撮った写真が並ぶ1人暮らしのアパート。ハンバーグを作り、「腕が落ちました」とつぶやく場面は、愛する人が不在のまま続いていく人生の悲しみを、じわじわと痛感させる。

 ただし、芙美をはじめ、登場する大人たちは前向きで明るい。友人の妙子(江口のりこ)は亡き夫の法要をきっかけに、菩提(ぼだい)寺の住職と交際をスタートさせるなど、ユニークな設定だ。

 やがて、芙美に気になる男性が現れる。ジョギングする公園で会う吾郎(松重豊=同右)だ。いつもツユクサの葉で草笛を吹いており、道路工事の現場で警備員として働いている。

 あっと驚くような出来事が起こるわけではないが、気の合う仲間との時間や人生を彩る小さな幸せの大切さを、芸達者な俳優陣によってしみじみと感じさせられた。

監督/平山秀幸
製作/日本、1時間35分

2022年4月28日公開 | 2022年4月22日神奈川新聞掲載

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