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鎌倉文士が親しんだ味
西御門サローネ(鎌倉市)の作家・里見弴が暮らした家 長編「安城家の兄弟」の舞台
- 西御門サローネ(鎌倉市)

作家・里見弴が設計に携わり、暮らした家を開放している「西御門サローネ」。管理をする久恒利之さんは、里見が愛した建築の魅力や里見文学の面白さを伝えようと5月中旬ごろから公開日を週4日に広げ、レンタルスペースやシェアデスクなどにも活用する。
1926(大正15)年に建てられ、築はおよそ100年。洋館風の邸宅から渡り廊下でつながった別棟の茶室もあり、長編「安城家の兄弟」の舞台となった。

建築好きだったことでも知られる里見。設計では帝国ホテルを手掛けた建築家フランク・ロイド・ライトの影響を受けたとされており、「窓の雨どいからポーチに至るまで、里見弴のもの作りへのこだわりを随所に感じることができますよ」と久恒さんは話す。36(昭和11)年に里見が手放した後は米軍の接収後、ホテルとしても使われ、赤いじゅうたんがそのまま残されている。

公開日には手作りスコーンや紅茶などを提供。「短編の1つでも読みながら、ゆっくり過ごしてもらえたら」と呼び掛ける。

2022年5月10日公開 | 2022年4月30日神奈川新聞掲載
西御門サローネ
住所 | 鎌倉市西御門1の19の3 |
---|---|
アクセス | 鎌倉駅からバスで大学前下車10分
|
電話 | 0467(23)7477 |
営業時間 | 木曜~日曜の午前10時~午後5時 |
公式HP | https://nishimikado-salone.com/ |
備考欄 | 入館料500円 |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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