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ふじさわアクポニビレッジ(藤沢市)のおさかな畑 循環型農業の共同試験場

  • ふじさわアクポニビレッジ(藤沢市)

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 ハウスに入ると、流れる水の心地よい音が響く中、サンチュやレタス、バジルやミントなどたくさんの葉物野菜が育つ。足下の人工芝をめくると水槽が現れ、ゆらゆらと気持ちよさそうに泳ぐチョウザメの姿。ここは長後にある自然の生態系をもとに水耕栽培と魚の養殖を掛け合わせた、別名「おさかな畑」とも呼ばれる循環型農業「アクアポニックス」の共同試験場だ。

 魚が泳ぐ水槽の水をくみ上げてフィルターでろ過し、微生物でアンモニアを分解した栄養たっぷりの水で完全無農薬の有機栽培野菜を生産する。タワー型の栽培方法で露地野菜と比べて収量も7倍ほど多く、排水をしないため節水もできる。野菜が通年収穫でき、味は苦みやえぐみが少ないのも特長だ。





 「車1台分のスペースから始められ、草取りや土作りなどが不要、専門の知識や経験がなくても有機野菜が育てられるので、導入は農業の経験がない人がほとんど」と同農場担当の孫田賢佑さん(37)は話す。



 農業はもちろん、有機野菜を「店産店消」する飲食店や、障害者施設、老人ホーム、魚に餌をあげる楽しさや自然の循環の仕組みを学ぶツールとして教育関係施設などが導入しているといい、可能性は幅広く人や業種を選ばない。ベランダに置ける家庭用サイズも用意する。

 「将来的にはここから生産品や加工品を出荷し食料問題の解決も見据える。人が集まる農業を目指す」と展望を語った。

☆アクポニ電話050(5539)1923。見学は完全予約制。個人・企業とも、同社[HP]予約フォームから受け付ける。同社ではアカデミーも開催し、導入や生産の支援もしている。
※家庭用アクアポニックス(1万9800円~)は同社オンラインストアで購入可能。



2022年8月18日公開 | 2022年8月18日神奈川新聞掲載

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