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ARUNŌ -Yokohama Shinohara-(横浜市港北区) 旧郵便局を改修した文化複合施設 まだ知らない自分に出会える地域交流の場

JR新横浜駅篠原口近くの住宅街に、タイル張りの趣ある建物が現れる。旧郵便局を改修した文化複合施設「ARUNŌ(アルノー)-Yokohama Shinohara-」だ。建築設計などを手がけるウミネコアーキ(横浜市港北区)が今年8月、地域交流の場へと生まれ変わらせた。運営も同社が担っている。

建物は1975年から2021年まで横浜篠原郵便局として使われていた。約100平方メートルの平屋建てで、新施設には「フローズンカフェバー」「シェアキッチン」「マドグチ(1窓貸し&チャレンジショップ)」「シェアラウンジ」「シェアハウス」「屋外出店スペース」の六つのコンテンツを詰め込んだ。
「フローズンカフェバー」では、老舗鶏肉店「梅や」(同市中区)の「焼鳥丼」「カオマンガイ」(タイの鶏料理)や、台湾家庭料理店「台北」(同市緑区)の鶏の唐揚げなど横浜ブランドの冷凍食品に加え、地ビール製造会社「横浜ビール」(同市中区)の各種ビールなども提供。施設内には小売業や飲食業などさまざまなチャレンジを後押しする貸し出しスペースを用意し、ワークショップ、イベントの開催も可能にした。屋外ではキッチンカーやマーケットも展開できる。
ウミネコアーキ代表の若林拓哉さん(30)は「むき出しの鉄骨フレームに建具と壁を入れ込んだ造りが面白く、文化施設への改修に意欲が湧いた」と話し、「今後は全国の旧郵便局を活用したフランチャイズ展開を目指していきたい」と熱意を注ぐ。

☆横浜市港北区篠原町1410。JR新横浜駅篠原口徒歩4分。施設の詳細や問い合わせは公式[HP]から。
2022年9月29日公開 | 2022年9月29日神奈川新聞掲載
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